先を歩いていたまぐろくんはリズミカルに音を生み出しながら歩いていた。
耳からは細く流れるイヤホン。ああ、歌聴いてたんだ。

ぽんぽんと肩を叩くと振り返って片耳のイヤホンを外した。


「まぐろくん格好いい音楽機器だね」



「最近買ったんだ★」



「何聴いてたの?」



「聴いてみる?」



外したイヤホンをもらってまぐろくんと近い方の耳に差した。まぐろくんも私に近い方の耳に差し直す。


聴いたことのないメロディはどこか不思議に頭に流れ込んだ。
緩くて言葉のひとつひとつがゆっくり溶けるようで心地よくもある。



「……知らない曲だなぁ」



「だろうね。
みんながよく知るユニットの中のマイナーな曲なんだよね★」


「……へぇ。
イヤホンありがとう」



はい、と渡すとどういたしまして、と受け取った。
2人で曲を聴くってなんか新鮮だったなぁ、と思う。



「どんなかんじの曲だった?」


「どんなって?」



「イメージがどんなかんじかなって話」



「うーん、緩いけど言葉のひとつひとつが格好いいかんじかな?でもメロディは可愛らしかったよ」




「そっか…★僕もそんなかんじかな。
そうだ、あのねナマエちゃん面白いこと教えてあげるね」



秘密にしょうと思ったけど、好きな曲を誉めて貰えて嬉しかったから特別、とそっと口を耳に寄せた。
なになに?と不思議に思う横でまぐろくんは一息をおいてから、



「この曲ナマエちゃんみたいだと思ったっていうか僕の中でナマエちゃんのイメージ曲なんだ★」



と呟いた。


緩いけど格好良くて可愛い。



頭が爆発しそうにそのフレーズがぐるぐる回るのにそう時間はいらなかった。



キミノウタ






2012-01/29
--------------------------
てんこさまへ!


なんだか私の中でまぐろくんに如何に恥ずかしいことを格好良くまぐろくんチックにやらすかが目標というか野望になりつつある気が致します…(笑)
まぐろくん変なことばっかさせてごめんね!


私もお話も…大…好き…ですと?!

あ、ありがとうございます!私も大好きです!(´///`)テレテレテレ
応援ありがとうございます!これからも頑張らせて頂きます!
コメント、リクエストありがとうございました!
遅くなりましてすいませんでした。拙いものですが捧げます!






人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -