「あなたに頼みたいことがあるんですの」
「嫌です」
「目が3つになる薬と、身体が光る薬、虹色のサカナになる薬と…」
「喜んでやらせていただきます!!」
*
「私のお店は品揃え、品質など、どれもすばらしいあまりに妬む方がいるようなんです」
「うん」
「ナマエさんにはそのような、あることないこと文句を言いにいらっしゃる方々のお相手をして欲しいんですの」
「ようするに、予期しない薬の被害にあって正統に文句を言いにきた人の相手を受け付けて欲しい、と」
「言い方に気をつけないと朝起きて鏡をみたとき絶叫することになりますわよ」
「怖っ!
いやでもウィッチ私の家知らないよね?」
「ええ、知りませんわ。
でもナマエさんはその仕事の為に住み込みで働いて下さるようになるのですから、夜何かを仕掛けるのも簡単ですわ」
「え、住み込みって」
「いちいちお店に来るよりは楽でしょうし、私もその方が楽ですの」
「えー、まあだいたいは暇だけど」
「じゃあ決まりですわね、今日から住み込みなさい」
「まあもういいよって言っちゃったし、それは断らないけど何か唐突だね。しかも何で私が抜擢されたんだい?」
「私、気に入ったものはそばに置いておきたい主義なんですの」
「え?」
「ま、そんなことはいいんです。早く準備していらっしゃい」
魔女さんの頼みごと
ぴかぴか光るようになった魔王様や、めちゃくちゃ早口になった闇の魔導師が文句を言いに来るのはまた違う話。
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続きそうな雰囲気?
ウィッチかわいい
*20111110