−中学1年−
青春学園中等部に入学し、同じクラスになった。一回目の席替えで隣同士になって、毎日くだらないことで笑い合った。

−中学2年−
バレンタインに友チョコを渡した。ホワイトデーのお返しには私が欲しいと言っていたブレスレットをくれた。他の子にはクッキーしかあげていないのを、知っていた。

−中学3年−
青学がテニス部の全国大会で優勝した。菊丸はテニス部だからとても喜んでいた。私も嬉しかった。お祝いにスポーツタオルをあげた。

−高校1年−
菊丸に彼女ができた。先を越されたのが悔しくて私も彼氏を作った。でも菊丸が別れる前に私が別れてた。

−高校2年−
菊丸の誕生日にケーキを作ってあげたら次の日に菊丸が作ったケーキをもらった。俺の方がうまいって自慢したいのかと思った。ムカついたからお菓子作りをしまくった。全部菊丸にあげた。

−高校3年−
卒業式に菊丸に告白された。

−大学1年−
菊丸と違う学校だから答えられなかった告白の答えを探し続けてる。菊丸にはメールもなにもしていない。

−大学2年−
私の誕生日に菊丸からメールがきた。まだ告白の返事を待っていてくれた。好きです、と絵文字も何もつけず送った。その日の夜家まできた。一人暮らしを始めていたけれど年賀状で書いた住所を調べてきたらしい。夜通しいちゃいちゃした。

−大学3年−
就活が始まってすぐに就職先が決まった。英二も人脈を駆使して良い会社に決まった。持つべきものは友。

−大学4年−
私のアパートに英二もきた。二人でいると幸せ過ぎて死にそうだ。

−社会人1年−
会社はちょっときついけど、家に帰ったら英二に会えるから頑張れる。英二も結構大変みたい。休日は二人でゴロゴロしている。

−社会人2年−
英二のご両親と会った。兄弟みんなとも会った。英二ができた意味が分かった気がする。お姉さんとメアドを交換して時々お茶してる。

−社会人3年−
プロポーズされた。指輪のサイズを間違えたのでネックレスにしている。英二のばか。

−社会人4年−
英二の誕生日に結婚式を挙げた。今度はちゃんとぴったりの指輪をもらった。後輩達の前で泣いてしまったのは一生の不覚。

−社会人5年−
子供が欲しいって真顔で言われて泣いた。私も欲しいです。

−お母さん1年−
英二は時間があれば子供と遊んでいる。でも子供が一番に言った言葉は「まんま」だった。ご飯ではなくママだと言い張るが英二は悔しがって認めない。

−お母さん2年−
子供中心の生活は大変だけれど、英二との子だと思うと頑張れる。でも英二が子供ばかりに構って私に構ってくれない。寂しいと言ったら、子供が寝ている間ずっとくっついてくるようになった。



「なまえ、いつ書いたのこれ?」
「毎年書いてる」
「誰かに見られた恥ずかしいんですけど…」
「将来子供に見せるよ」
「やめて!?」

−お母さん3年−
英二と子供と3人で仲良く暮らしてる。来年は4人で過ごそうね。


  






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