時空の死神 | ナノ


▼ 6.痛みに誓う決意 (1/13)

――カカシとソラ。

火影の命令どおり、ソラはサクラたちに同行しているが、任務を受けたときのあの険悪な雰囲気は健在だ。
お互い顔も合わせず話もせず、着かず離れずの距離を保って停戦状態。


――ナルトとタズナ。

里を出るときに一悶着あって、また例の如くぶっ殺すとわめいてカカシ先生に止められていた。
単純なナルトは初めて里の外に出たことに浮かれているけれど、いつまた喰いかかるか分かったものではない。


そして、――サスケとサクラ。

「サスケ君。私たちまだ下忍なのに、里から出られるなんてちょっとワクワクするわね」

この機会を逃してたまるか、しゃーんなろー!の勢いで話しかけたサクラだったが、

「オレたちは任務で来てるんだ。そんなこと言ってるようじゃ、お前もナルトと同レベだな」

あえなく撃沈。
がっくりと肩を落としながらサクラは考えた。

こういうのって、なんて言うのかしら。
ほら、あれ…そう、タズナさんの言葉を借りて言うなら――超気まずいんですけど!

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