「おわっ!」 足元に謎のトラップが仕掛けられていた。気付かなかった私はそのトラップに足を取られ、そのままスッテンと前に転んでしまった。手に持っていた箱の中からポッキーが何本か飛び出した。ポッキーは重力に逆らうことなく地面へ向かって落ちていく、ハズだった。謎の人物が突然目の前を横切った、というか、飛んだ。そして全てのポッキーを口で捕まえて着地してニヤリと笑った。 「ククク…久々の飯だぜ…」 「クォラアアアア赤也アアアアア!」 「ヒイイ副部長!」 ポカンとしている間に謎の人物が増えた。けれども誰なんですかと聞く前に、二人は追いかけっこを始めて、遠くへ行ってしまった。何一つ意味が分からない。 とりあえず、間違いないことが一つ。 膝痛え…。 【次へ】 ![]() |