カッコイイな跡部って 3

な、何ィッ…よ、避けただと…!シュタッ、と跡部景吾は着地してそしてどやあ、と言わんばかりの表情でこちらを見た。
クソッ、こうなったらぶん殴……ソフトタッチをするしか!私は右手を勢いよく跡部景吾に突き出す。当たった!はずだった、しかし私の右手は空を切り、バランスを崩した私はそのまま前に倒れた。

「バカめ、そいつは残像だ」

地面に這いつくばりながら振り返ると、跡部景吾が悪そうな顔で笑っていた。そしてそのまま私の存在なんて無かったかのようにサッサッと歩きだす。


な、何なのこの人?跡部景吾…カ、カッコイイじゃねーの!!