話をしよう、つい昨日の出来事だ。白石蔵ノ介は私の言うことを聞かなかった。そう、最初から私の言うとおりにしておけば…。まあ、いい人だったよ。 「そんな白石で大丈夫か?」 「大丈夫や、問題ない」 「…いや、いやいやいや」 「何の問題があるんや」 「昼間っから、その、衣服が、パンイチというのは如何だろう」 「…」 「逮捕的なことされると思うんです」 「いーや、問題あらへん」 「いやだってアレ…」 ―――ファンファンファンファン 「冤罪や!警察とか!堪忍してや!」 ああやっぱりダメだったよ。いくらイケメンでもわいせつ物陳列罪は適用されるはずだしね。 さあ行きなさい、国家権力!シライシノタイホジョウヲトルノデス!! 【次へ】 ![]() |