初読

*大倶利伽羅夢ですが同時に陸奥守吉行友情夢でもあります。
*このストーリーの時間軸は桜梅桃李-繋がりし双龍-の後のお話になります。
*ストーリーや設定上、死ネタがございます。
*ストーリーや設定上、登場する刀剣が偏っています。
*物語において世界観の「多少の改変」「捏造」を含みます。抵抗のある方はご注意下さい。
*「別個体」の同じ刀剣が複数登場する場合がございます。
*物語の一部分にへし切長谷部×他審神者の描写がございます。
*ストーリーの構成上、刀剣男士からの手紙の内容を改変しています。
*登場キャラクターの性格と設定は捏造している部分があります。


主な登場人物紹介

大倶利伽羅(極)
ヒロインの近侍で恋仲。
伊達家に伝来した刀の刀剣男士。
左肩甲骨から左腕にかけて倶利伽羅龍の彫り物を持ち、褐色肌と金色の瞳、黒から毛先にかけて赤みを帯びた少し癖のある髪が特徴。
誰かと馴れ合うことを好まず、1人でいることを好むが、彼と縁のある伊達組の三振りや自分が指揮している第一部隊の刀剣達とはそこそこ会話はするよう。
気難しいように見えるが実際は人と話すことが苦手なだけで、感情はとても豊か。
文句は言いつつも言われた仕事はきっちりとこなし、打ち解けた相手とはそれなりに会話をしてくれ、無愛想だが心を許せば穏やかな一面も見せてくれる。
いつの間にか誰もが認める蜜柑博士になった。


陸奥守吉行(極)
審神者が最初に政府から支給される初期刀のうちの一振り。
そんな中でヒロインは真っ先に直感で彼を選び、今では審神者と初期刀というよりも仲の良い兄妹のような関係。
元の主は坂本龍馬で、そんな彼と同じく土佐弁を使って話し、刀よりも拳銃を使った戦い方を好む。
傍から見れば豪快で明るいお調子者のように見えるが隠れた所で周りへの気遣いが出来たり少し背負いすぎたりと繊細な面も持ち合わせる。
最近は肥前や南海といった同郷の仲間が増えて前よりも更に楽しそうだ。


鯰尾藤四郎(極)
ヒロインと陸奥守が初めて鍛刀した時に顕現した刀剣男士。
周りを見ることが得意で良く気配りが出来、全員で集まって何かをする時などは進んで雑用係をしてくれ、大倶利伽羅に憧れて極になって帰ってきてからは何処か一皮剥けたような様子を見せ、前回から更に距離が縮まったヒロインには敬語を使うことがなくなった。
隠密のような行動も得意で隠し事や隠れている物を見つけるのはお手の物。
粟田口の脇差でもある為、弟達の面倒も良く見ている良い兄ちゃん。
彼曰く「馬糞は嫌いな奴に投げるもの」らしい。


へし切長谷部
元から主に対する忠義が厚い刀剣男士だが、元が審神者であったヒロインの祖母の近侍だったのもあり、幼い頃のヒロインを良く面倒を見てくれていたせいでヒロインに対しどこか父親のように過保護な一面がある。
元々そういうことが得意なのか、自分から進んで書類仕事を手伝ってくれる。
例えヒロインが傷つこうが、それがヒロインの為なら鬼になることもしばしばで、それは他の刀剣男士にも変わらず、そんな本丸には毎日彼のお説教や怒声が響き渡っている。
鶴丸が率先して掘った落とし穴に何故か良く落ちる。


鶴丸国永
真っ白な着物を着た何処か繊細で儚さを思わせる細身の刀剣男士。
しかしその風貌とは打って変わって本人はとても気さくな性格をしており、日々「驚き」を求めて落とし穴を掘ったり罠を張ったり隠れて脅かしたりなどをしているようだ。
「人生には驚きが必要なのさ。予想し得る出来事だけじゃあ、心が先に死んでいく」とは本人談。
伊達に縁があることから、良く大倶利伽羅へ色々なアドバイスなどをしてくれており、トラブルメーカーでありながら、いざと言う時はとても頼りになる皆の良い保護者。


燭台切光忠
伊達に縁のある料理好きの刀剣男士。脚が長い。
一見クールな風貌をしているが、一人称が「僕」だったりと物腰はとても柔らかで性格もとても優しい。
伊達者で格好の良さに拘る一面があるが、料理が得意で最近は畑仕事にて有機野菜の栽培に精を出しているらしく、美味しい野菜が育つなら汚れ仕事も苦ではないらしい。
元から良く組んでいた太鼓鐘とはセットのようなもので、良く一緒に何かをする事が多い。
鶴丸と同じで良く大倶利伽羅へ色々なアドバイスをしてくれており、気配りも出来ることから今では皆のお母さん的立場。


太鼓鐘貞宗
伊達に伝来した短刀の刀剣男士。
青い髪と、それを映えさせる白い衣装や装飾など、良く映え、派手な格好や装飾品を好むようだ。
昔は燭台切と組んでいたらしく、それは顕現してすぐに彼に飛びついてくるくる回っていたほど仲が良い様子。
大倶利伽羅にも良く懐いており、そんな彼と恋い慕う仲のヒロインのことも大好きで、何よりそんな2人が仲良く一緒にいるのを見ているのが嬉しいらしい。
戦以外の仕事はあまり興味がないようで、そこそこ文句を言われない程度にやり過ごそうとするが、良く大倶利伽羅に言いくるめられて結局倍以上の働きをすることが多い。


肥前忠広
「人斬り以蔵」と呼ばれている岡田以蔵が使用していた脇差の刀。
目付きが悪く口も悪いが、同じ文久土佐の陸奥守や、主に南海が天真爛漫で自由なせいで完全にしっかりものの保護者なイメージが強く、誰がどう見ても苦労人。
斬ること以外は何に対しても特に得意ではないし興味も無いが、「飯は食う専門」と本人が言うだけあって食べることは好き。
何だかんだ文句は言うが面倒見は良い方で、本丸内にボケが多いので彼のツッコミが追いつかない。


南海太郎超尊
元の主は武市半平太。
肥前や陸奥守と同じく文久土佐の刀で、打刀。
刀剣に関しての研究が好きなこともあり、肥前や陸奥守以外にも、ほぼ全ての刀剣から「南海先生」と呼ばれている。
マイペースでかなりの自由人。放っておくとすぐ何処かに行ってしまったり夢中になって周りが見えなくなったりするので、そのしっかりした見た目に反してかなり危なっかしい性格。
しかし元の主が武市半平太なこともあってか、陸奥守や肥前の事は見ていないようでしっかりと見ており、優しく助言をしたりときちんとした大人な面もある。


次郎太刀
女性のような華やかな出で立ちをした刀剣男士。
しかし見た目に反して別に女性口調で話すといったことはなく、どうやらその格好は元の主の影響らしい。
常に酒瓶を持っていることから分かるように、かなりの酒好きで、至る所で飲んでいる。
ついこの間酔った勢いで足を滑らせ、階段から転げ落ちて手入れ部屋行きとなり、それは一度や二度ではない。
鶴丸ほどではないが、こちらも完全に本丸のトラブルメーカー。


こんのすけ
顔に赤や青で狐面をイメージしたような化粧を施している小さな狐。
ヒロインを「主様」と呼び、政府からの入電や審神者としてのあれこれをフォローしてくれる存在だが、最近はあれこれ言うよりも静かに見守るスタンスに変えた様子で、本丸の中でも特に懐いている鶴丸と昼寝をしたりなどして過ごしている様子。
好物は油揚げで、こんがりと炙ってみたりそのまま食べてみたり冷やしてみたりと油揚げに対してとても熱心な気がしないでもない。


祖母
長年審神者をやっていたベテランだが、寿命でこの世を去り、その跡をヒロインに継がせた。
ヒロインが霊力に目覚めたのは成人を過ぎた後だったが、それ以前に幼い頃に自分の本丸に遊びに来させていた辺り、彼女が霊力に目覚めることは最初から察していたらしいが、それも彼女にとっては他にも理由があった様子。
当時の近侍は今も尚ヒロインの元で仕えてくれているへし切り長谷部。
霊力がかなり高く成績も優秀だった為に政府もかなり頼りにしていた実力者だったようだ。



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