あとがき


あとがき


まずはここまで…全50話という長いお話を読んでくださり、ありがとうございました!

2018年の11月初め。
元々はずっとpkmnだけで活動していた私が、「どうしても我慢できなくて」と別ジャンルに踏み出した初めの作品がこのSO3(スターオーシャン3)の世界でした。
この作品はもう発売してから18年の年月が経つ作品なのですが、当時からずっとずっと大好きだったアルベル様の夢小説をこうして書いて、尚且つちゃんと完結させられたという事が本当に今は嬉しいですし、自分を素直に褒めているところです。

しかし私もまさかこんなにも長い間連載をするとは思っていなかったのでね!もう本当にびっくりですね!丸々2年と5ヶ月も経っていました…!
そしてなんと、ピッタリ50話で完結出来たのも偶然であれかなり嬉しくて。このサイト内でも1番長いお話になりました。

このお話で1番気に入っているのは勿論ロアとアルベル様が「現実」の中で抱き合うシーンなのですが、これ、実はロアの設定とかけています。
ロアの名前は青薔薇からいただいておりまして…といってもただブルーローズにすると在り来りかなぁと思い、青を「AZUL」に変換して

薔薇「ROse」青「Azul」で、ROAという…ちょっと無理やりなのですが、そうやって決まった名前です。
作品に描写はしていないのですが彼女の服装にもそれをちょっとだけ反映しておりまして、ブーツには青薔薇の飾りと服の一部にも青をベースに入れております。
なので、彼女のモチーフである蝶の髪飾りにも青が入っています。


…と、少し話が逸れましたが、つまりそんな青薔薇もモチーフに考えたロアですが、その青薔薇の花言葉が「不可能」と「夢叶う」なんですね。
昔は技術的に不可能だった青薔薇が、試行錯誤して作れるようになり、普通にお店でも買えるようになったことから花言葉が「不可能」だけだったのが「夢叶う」も追加されたらしいので、それを知った時にスーーーッとこのTake me awayの物語が浮かびました。

モニターの向こうにいる、「キャラクター」だと言われていたアルベル様を好きになってしまい、夢で会うことは出来たものの、だからと言ってその想いが報われるどころか現実で会うなんて不可能。
でもアルベル様はそんな不可能なんて事を「阿呆」と一蹴してちゃんと会いに来てくれました。つまりロアの夢は叶った訳ですね。

それを考えると、書く前も書いた後も思っていたのですが、このTmaという物語は本当に「夢小説」にピッタリだなと思っています。
画面の向こうの、違う世界に居るはずの人を好きになってしまって、でも届かなくて…という構成が本当に「夢小説」だなぁと。
それがあったこそか、このお話を書くのはずっとずっと楽しかったし、ロアに感情移入する事も凄くしやすくて、だからこそこうやって未熟な私が最後まで走りきることが出来たのかもしれません。

原作沿いという事もあって、本当にこのお話は難しい事が沢山ありました。
これをこうするとここに矛盾が出る…ここにこのセリフを言わせたいけどそうすると大元の話が変わってきてしまう。などなど。
原作が好きだからこそ、どうしても原作になるべく忠実にしたくて四苦八苦しながら書いていたこの2年5ヶ月でしたが、それでもやっぱり、今となってはどれも大切で大好きな思い出です!
それくらい本当に楽しかったし、本当に本当に最後まで書いてよかったと心から思える作品でした。


そしていつかまた、近いうちに。
ロアとルシファーさん、ブレアさんの3人が笑って再会出来るように気持ちを込めて連載をする日が来ると思います。それは断言します。


…と、続編のお知らせをここでしたところで…そろそろこの辺で終わりにしないと永遠とこのあとがきを書き続けそうなので、寂しいですがこの辺で!

改めまして、ここまで読んでくださった心優しい方に最大限の感謝を込めて。
本当に、本当にありがとうございましたっ!!
またいつでも、ロアやアルベル様…フェイトくん達に会いに来てくれると嬉しいです!




2018.11/4〜2021.4/13
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