あとがき

あとがき


まずはここまで読んで下さり…本当に本当にありがとうございました!

2020年の7月から連載をしたこの紅葉に置けば紅の露も、とうとう完結させることが出来ました。
毎度言わせてもらっていますが、こうして私がお話を最初から最後まで書きあげられるのは、読んでくださる方がいらっしゃるからです、本当にありがとうございます!

このお話はアスナちゃんとジンにとっては初めての続編ということで…2人のお話を長く書いているような気はするのですが、意外にもまだこれが二作目なんですね。我ながらそれがしっくりと来ないので、それ程この2人は私にとって沢山の思い出や好きが詰まった2人なんだなぁと実感しております。

元はダイゴさんとシアナの物語である恋物語に登場する2人のお話ということで、恋物語のスピンオフのようなものでしたが、書いている私があまりにも楽しくて…そして何より2人を「好き」だと言ってくださる方もいらしてくれるのが本当に嬉しくて…いつの間にかこうして二作目を迎え、そうして完結させることが出来たのが本当に嬉しいです!

しかし…恋物語はガッチガチにプロットを練っていたのに対し、この2人のお話は二作ともプロットを一切制作せずに書き上げたお話だったりします。
これには少し理由があって、ただ単に私の脳内でジンが自由過ぎてプロット通りに行動してくれないのが理由なのですが、つまりは言い換えるととんでもなく私にとって楽な人物だったりもするんですね。
脳内で勝手に動いて勝手に話してくれるので、言ってしまえばそれを元に書き手の私はただ字を起こすだけなので…彼にはとても助かっております笑

今回は鳴く蝉とは逆で、ジンがアスナちゃんの手助けをするというようなお話だったのですが、書いていく内にいつの間にかジンがまた彼女に救われたりなお話でもあるので、やっぱりいつでもアスナちゃんはみんなの太陽なんだなぁとこのあとがきを書きながらほっこりとしております。


現在。
恋物語の2人からバトンタッチされて看板を背負っているアスナちゃんとジンですが…二作目も無事に終わったことですし、今すぐにとはいきませんが、勿論やっぱり続編を考えています。
どんなお話にしようか、どんな書き始めにしようか。考えるだけでわくわくするので、また続編がスタートした際には是非応援してくださると嬉しいです。

そして何より。
改めまして、ここまで読んでくださり、本当に本当にありがとうございました!
またいつでも恋物語や鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がす…そしてこの紅葉に置けば紅の露を読んで、アスナちゃんやジンに会いに来てくだされば幸いです。


2020.7/16〜2022.1/13


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