「お香ちゃんは今何やってるの?」
「衆合地獄の主任補佐よォ」
「やだ、さすがお香ちゃん
なんならこのクソ鬼神蹴落として一緒に閻魔補佐官やろう」
「私としてもこのクソアマ鬼神と仕事するのは気が重いですね」
こんな罵り合いの現場もお香には懐かしく嬉しいものだった。
幼い頃から、こんな言い合いをしていた。
何千年も幼い争いを続けてよく飽きないな、とお香は感心する。
「鬼灯様にそんな口聞けるのは水蓮ちゃんしかいないわね」
「お香ちゃん、鬼灯様って呼んでるのか」
私のことはずっと水蓮ちゃんでいいからね、とお香の手を握り強く言った水蓮。
「お香さんはほんとうに働き者ですよ
見習ってください」
「働き者じゃなきゃ補佐官に抜擢されませ〜ん」
鬼灯の手から繰り出される素早いチョップに瞬時に反応しガードできるのも水蓮くらいである。
というか、鬼灯にチョップされそうになる女性自体水蓮くらいである。
「女性に手を挙げるのは男として最低ですよ〜」
「いちいち腹が立つもので」
「短気は損気ですよ〜」
「あいかわらず可愛げのない」
「二人は本当に仲良しねぇ」
「「どこが!?」」