memo | ナノ

Diary

 うわはは

「はい、こちらヴァリアーの血みどろお電話相談サービスです。新規契約のお客様は1のボタンを、契約内容の確認並びに変更のお客様は2のボタンを、その他のお客様は3のボタンを、もう一度繰り返すときは9のボタンを押してください」
「馬鹿にしてんの」





「ただいま、電話に出ることができません。ピーッという発信音はないけれど、言いたいことがあればどうぞ。吐き出すだけでも、きっと楽になると思うから…」
「黙ってろ」





「もしもし、私メリィさん。今、私の前にいるのってあなたよね?」
「聞くなよ」





「この電話番号は、ただいま使われていたりいなかったり、夜中の十二時ピッタリにかければ未来の自分とお話しできたりするかもしれなかったり、踏んだり蹴ったり、行き当たりばったり、願ったり叶ったり、ゆったりまったり食あたり?」
「お前、自分で何言ってっかわかってんの?」





「お電話ありがとうございます。便利屋ヴァリアー、愛犬の散歩から嫌いなアイツの暗殺まで、幅広く承っております」
「変な依頼受けようとすんな」





「もしもし、私メリィさん。今月電話代ヤバいから、そっちから折り返してもらえる?」
「定額入っとけよ」





「もしもし、私わたし! たわしだけどさぁ!」
「無機物かよ」





「もしもし、私メリィさん。ここどこだと思う?」
「知るか」
2012/09/06 23:25

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