その日は友人から合コンに誘われ酒を沢山のんだ。久しぶりのアルコールで、それも沢山飲んだ俺はすっかり気持ち良くなっていて……ついさっきまでの記憶が無い。というか記憶はないものの帰ろうとはしていたらしく、いつの間にか家の近所の公園のベンチで寝ていたみたいだった。


「ん、トイレ…」


急に尿意を感じ、あたりを見渡すと少し離れた所に公衆トイレがあった。酔っぱらった足取りで行くにはこの少しの距離がものすごく遠くに感じた。

真夜中の公園に人なんか居るはずはないし、外灯も無くて暗い。そこら辺で用を足しても問題はないだろう、まぁ良いや。
俺はベンチから立ち上がり後ろの方の木の影に入った。尿意も結構我慢の限界。
早く、早く

そういう時に限って手が滑って思うようにベルトが外せない。カチャカチャと音が鳴るだけでなかなか外れないベルトに気がとられていたら…


「外してあげよっか」


突然真後ろから声を掛けられた。
ビックリして、少し、チビった…。
まさかこんな時間にこんな場所に人が居るなんて。後ろの男は俺にお構いなしで後ろから手をまわし、俺が外せなかったベルトをささっと外してしまった。


「あー…ビックリしてチビったでしょ?」


くすくすと笑われ絶対顔が真っ赤になった。暗がりでよかった…。
それよりも迫りくる尿意の方に意識がいってしまう。黙る俺をよそに男はどんどん脱がせ出した。ズボンが足から抜かれパンツにまで手をかけられ、さすがにソレはやばいと男の手に手をかさね制止した。


「んーどうせもう汚れちゃってるんだし、このまますれば?ホラ」
「ちょ、やだっ!ひっ!!!」


下腹部をグッと押され、その手に力を込めて握った時には…遅かった。
最初はチョロチョロと出ていたのがすぐに大きな音をたてて流れ出した。
我慢していた分勢いがあって、その音が耳に入ってきてこれ以上無い程に恥ずかしくなった。
もうダメだー…


「ふーん。そんなに我慢してたんだ?ずいぶん出るねー、気持ち良さそうな顔しちゃってさ」


ハッとして顔を横に向けると男が俺の顔を除き込むようにしてこちらを見ていた。そしてソイツの手には携帯。
携帯はライトがついていて、そのとなりにポツンと赤いランプがついていた。

まさか、


「ふふ、ムービー撮っちゃった。まぁ良いもの見せてもらったよ」


またね鷹治、と俺の名前を呼んで去っていた。
誰だよ、アイツ。


「…っていうか、パンツ、どうしてくれんだよ」














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パッと思い付いたものをパッと書いてみました。小スカ要素があるのに小スカ表現がないなんて…我ながらダメダメだなと思いました(^ω^)








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