隣の佐々木がお腹が痛いらしくてずっと机につっぷしてた。
話しかけても余裕がないのかまともな返事がかえってこない。
ぎゅるる、というお腹の音が俺にまで聞こえてくるし、お腹にあてた佐々木の手が真っ白になるほど力がはいってる。

少人数制の授業で教室には10人くらいしかいなくて、一番後ろの席だとはいえ佐々木がずっと机につっぷしていれば先生も気付く。

「佐々木ーお前どうした?居眠りか?そんな余裕あんなら前にでて黒板の問題といてみろ」

佐々木はなんとか立ち上がり前に行こうとするがお腹がいたくてなかなか進めず、ようやく中央にきたところだった。ほかの生徒が遅いぞ、と佐々木の背中をポンと叩いた、ら…

「あ゛っぁ、」
「え!?うわっ!!!」

大きい破裂音にまじり教室中に臭いにおいが充満し、そのあと佐々木の足元にビチャビチャと下利便が落ちていった。
女子は叫ぶし男子は汚いと佐々木を冷たい目で見ていて、佐々木がかわいそうだった。


そんでなんか可愛いかった。







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