「おーい!だいちー」

バタバタと自分の布団をベランダで叩いていると
下から、聞きなれた声が聞こえた。

「スガ!どうしたの?」

布団を叩く手を止めて、下に向かって叫べば、

「今日、大事な日…でショ?」

ニコッと笑いながら入ってもいいと聞いてきた。
頷いて部屋に通すべく、下に降りて家族にスガが来たことを伝える。
まだ片付いていない部屋に通すと、

「あはは、部屋がすっからかん!」

「確かにこないだよりはすっからかんだね。」

汚いけど、どうぞと座布団を出す。

「ゴメンね。急に。」

「いや、別にいいよ。」

「大地今日誕生日だからさ。」

あ、そうか。
さっきスガが大切な日って言ってた意味がやっとわかった。

「ありがと。俺、幸せもんだな…」

「何、ジジくさいこと言ってんの!」

スガにバシっと肩を叩かれた。
いや、でもこうやって忙しい日に来てくれるからさ。

「いや、嬉しくて。」

スガの肩をグっと引き寄せてキスする。
ちゅっとふれるだけの。

それだけなのに顔真っ赤にして。
すっごくかわいい。

「もう!大地ってば!」

「お礼だよ。ほんとは襲いたいけど。」

すると、もっと顔真っ赤にして。

「ほんとは俺がプレゼントって抱かれるつもりできたんだけど…ね?」


っ!

スガ、ほんとコイツは…
小悪魔だよ。

「今日、夕方暇?」

「え、暇だけど…なんd…あッ!」

スガが察したのか、ちょっと期待した顔で

「親は居る。けど多分夕飯買いに行くかも…」

「じゃああんまり激しくしないようする。」

「ちょっと!!」

また肩をバシッと叩かれた。
そんなことすら可愛く見えて。

「急いで大掃除して、3時にまたスガん家行くから。」

「…うん。でも一分一秒でも一緒にいたいから、俺も手伝うよ。」

「お、そうか。ありがと。」

スガと一緒の時間は一分一秒無駄にできないからな。


「大地、誕生日おめでと。」

ニコッと満面の笑みで言われる。


今すっごい幸せ。

end

初の大菅。
そして大地さん誕生日おめでとう!!
駄文で申し訳ございません…。


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