50000(煉華様)

 


「なめこ。この人が今吉さんだ」
「よろしゅうなー」
「……はあ。エリンギなめこです」
「で、だ」

【カンペ:さあどーする】

「どーしますかって……」
「どーすんだよ」
「どーしろって言うんだ……」

「で、なに? キミ花宮の彼女さんとかなん?」
「え、違いますやめてください寒気が」
「こんなのが彼女とか吐き気がするわ」
「は? 私のセリフなんだけどふざけないで」
「あっはっは、仲ええなあお二人さん」
「……ちっ」
「え、真、あんたの先輩目腐ってんの?」
「手厳しいなあ。なんや花宮によう似てるやんそう言うとこ」
「うわああああ……! とっ鳥肌……リアルに鳥肌立った……!」
「お前と似てるとか死んでもごめんだ」

「あれなん? やっぱ花宮とおんなじで頭ええの?」
「まあ……悪か無いんじゃないですかね?」
「ふはっ、全国模試一位が悪くはない、とは中々いい性格だなァなめこ」
「いやあれはマジたまたま。普段はもうちょい下。三位くらいだから」
「おお……中々凡人には割り込めん会話やなあ……羨ましい限りやで」
「「凡人……?」」
「なんやねん二人して」

「……」
「……」
「……おい」
「ん?」
「黙んなよ」
「そう言うならてめーが喋れよ」
「あ? お前がメインだろうが丸投げしてんじゃねえよ」
「自分ら睨み合うと恐ろしいな」
「ほら真、人相悪いって言われてるわよ」
「なめこだろ」
「は?」
「あ?」
「……ワシ帰ってもええかなあ」


END?
 



「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -