今日は何の日




「今日肉の日だってよサブウ◯イ行くっきゃねえよな???」
「画像見ただけで胃もたれ起こしそうです」
「癪だけど奇遇ね黒子、私もよ」
「癪だけどってセリフが癪なんですけど。何が癪なんです」
「あんたと同じって事が癪」

「おめーらもっと肉食うべきだろ。つーか黒子もエリンギもどうやったらそんなひょろっこくなれんだよ???」
「火神くんもしや僕に喧嘩売ってますね? 高値で買いますよ?」
「売ってねえよなんでだよ!」
「僕が好き好んでヒョロっこいと思ったら大間違いですよ!!!! ずっとバスケしててこの体型なんですからね!!!!」
「ああ、やっぱそれは気にしてんのね……」
「いくら僕がお茶目だと言っても基本的にはただのバスケ選手です」
「"ただの"ではないでしょうよ……」
「なんですエリンギさんデレですか? 今はいりません」
「デレてもないし」

「つーかエリンギはなんでそんな細いんだ? お前本当に食ってるか? カントクより細いし……」
「どこ見て比較してんのか突っ込む気はないけども」
「全体的に」
「……とりあえず女子の基準をあんたのバスケの師匠とか桃井にしてるなら大きな間違いよ」
「えっ」
「あれが平均値なわけがあるかバカヤロー目を覚ませ」
「でもエリンギさん痩せ型でしょう。BMI値ヤバそうですもんねプフーッ」
「そのセリフてめーにそのままバッドで打ち返すぞモヤシバスケットマン」
「残念僕は標準です」
「ずっとバスケしてて標準……? 筋肉ないのね……」
「人が気にしてるってのに哀れみの視線で僕を見ないでくれませんか! 第一それこそ君に言われたかないんですけど!?」
「私スポーツなんて一切やってないから」
「おめーらも肉のサブウ◯イ行こうぜ」
「やだ」
「お断りします」
「肉食えって」
「普通のいつもの野菜のサブウ◯イがいい」
「僕はマジバのバニラシェイクで十分です」
「肉」
「嫌」
「無理です」


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テーマ「人外ファンタジー」
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