映画を見てきました

13/02/21/ (Thu) 01:21



正確に言えば劇?なのですが。
「劇団☆新感線」という劇団の「髑髏城の七人」という演劇を映画にしたものを観てきました。
「劇団☆新感線」さんの舞台は初めて見させていただいたのですが、とっっっても面白かったです!! 月並みな言葉しか出てこない語彙のなさがお恥ずかしいぐらいです。
興奮冷めやらぬ、という感じなのでぐだぐだだと思いますが、以下は感想です。

ネタバレはあまりしていないつもりですが、もしかしたらあるかもしれないので、公開から時間が経っていますがまだ見ていないという方はお気を付けください。


キャラクターがそれぞれ個性豊かだったのも面白いところですが、シリアスの中にギャグが混じり、王道の中にどんでん返し。そのメリハリと言い回し・センスは私も見習いたいものです。やはりコンセプトというか、根幹がしっかりしているからでしょうか、作品全体を通して一貫性がありました。何より約三時間という上演時間中、一切飽きさせない内容の濃さはやはり演劇だからこそというものでしょう。

普段テレビを見ないので役者さんや演技には詳しくないのですが、演技も素晴らしいものだったと思います。これだけの作品を作り上げるのにどれだけの汗を流したのでしょう。役者の世界はかなり厳しいと聞きますから、血の滲むほどの努力の上に成り立っているんでしょうね。それでもその世界でやっていこうと思える愛の深さには尊敬の念を抱きます。


ご興味があれば作品タイトルを検索すれば公式サイトなど出てくると思います。


あらすじを言えば、戦国時代、織田信長の死後8年後が舞台です。
ざっくり言うと、関東の荒野で蛮勇を揮う「関東髑髏党」という組織に、全てを捨てたという「捨之助」を始めとした7人が立ち向かうと言うストーリーです。
歌舞伎とロックを組み合わせた演劇が元々ということで、場面の多くに歌舞伎の要素が含まれていて、それが斬新でした。

血は吹き出すし、刀は刺さるし、脳天貫くしで想像していたより血が多く流れましたが、戦国時代で血も流れないなんてそれこそおかしいですしね。今の血の流れないテレビやアニメ・ゲームに影響されすぎていたのだと思い知らされたところもあります。
…元々グロテスクなものが苦手…な、はずでしたが、ちゃんと見ることができました。というより、ああいう場面こそ演技力にかかって来るものですし、しっかり見なければ役者さんに失礼というものですよね。

見た方にしか分からないと思いますが、子分達の最期は泣けました。個人的に気に入っていたのもあり、「死ぬだろうなぁ」とは思っていたのですがショックでした。…男の散り様ってやつですね。弱きを助け強きを挫く…その信念を抱いて死んでいった彼らの姿はとても印象強く残っています。

個人的には敵方の天魔六部衆と、天魔王側から見た物語も見てみたいものです。敵方の6人が天魔王につく理由は、序盤の序盤でほんの僅かにそれらしきものが語られた程度だったと思うので…。最後まで生き残っていた一人は天魔王の元々の部下だったと思うんですよね…!深読みしすぎかとも思いますが、色々と考えていると楽しいです。

それにしても「裏切り三五」が格好良すぎました。…トリックスターというのでしょうか。ちゃらんぽらんしているキャラクターが活躍すると余計に煌めいて見えますよね。全体を通して通り名の使い方が上手かったのもありますが、やっぱりキャラクター性的にいいキャラしていたと思います。見習いたいですねぇ…。


他にも色々と書きたいことはありますが、眠いのでこれくらいにしておきます(笑)




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