名前の口内に一度射精したチョコラータは、自分の性器に触れた名前がそれだけで満足するはずがないことを良く知っているので、今度はニヤニヤしながら彼女を挑発しにかかる。


「お前もして貰いたいか?」

名前は口では返事をしないで、目を潤ませながら服を自らたくしあげて触って欲しい部分を誇示し、彼の手をとって下着越しに局部に触れさせ、身体で返事をした。

しかしチョコラータはその手をぴくりとも動かそうとしない。

いつもはこれでのってきてくれるのに。黙っているのがお気に召さないのだろうか。
そう思い名前は伏せ目がちにした目でしなを作りつつ、甘ったるい声で誘ってみる。

「チョコラータ…はやく。我慢できないの」

「キスはどうした」

名前の少々過剰な演技に対しチョコラータは不機嫌に言い放った。

なんだ。まだ気にしてるのね。
可愛い人。
そう胸で呟いて、名前は彼に寄り添い唇を重ねる。
セッコにした時より深く、何度も舌を絡め、吸い合う。

口付けが噛みつくように激しく熱くなるにつれ、チョコラータの手は乳房を荒々しく掴み、下着の中に突っ込んでクリ トリスを直接こねまわした。


「ん…、ぁ…」

息継ぎする合間に喘ぎ声が混じるようになると、名前の秘部は既に垂らした涎で下着をぐしょぐしょにしてしまうほどになっていた。

「…っん、もう、はやく来て」

今度は演技などではなく、名前の身体は今たまらなくチョコラータを欲している。

「お願い」

「…よし。いいだろう」

正面からインサートされ、名前の身体はチョコラータの下敷きになった。

片脚を掴まれ大きく広げられる。
そうするとより深くまで繋がって、身体の奥までペニスが届き、その壁を突き上げられる度名前は抑えらない声を唇から溢れさせた。


人体を熟知したチョコラータのテクニックは凄い。

絶対に口には出さないが、それは名前が彼を気に入っている理由の一つだった。


「あぁっ、い…イッ!…ぁんん!イく…!」

クリトリスが擦れるよう腰を寄せて揺さぶられ、強い刺激に一気に絶頂まで駆け上る。

チョコラータの手にかかれば名前など簡単にイかされてしまうのだ。

「そんなに声を張り上げる程気持ちイイのか?」

「う、ん…、すご、く、気持ち、い…ああ!また!またイく…」

チョコラータの言葉に興奮を煽られた名前は、中をぎゅうと引き絞り彼を刺激しながらまたも達する。


彼女が既に三度も絶頂を味わった頃、その痴態に充分満足したチョコラータも、喘ぎ放しで半開きになっている唇に今一度深く口付け舌を吸いながら中で射精した。







行為が終わって身体の汚れを綺麗に拭き取った後も、名前はチョコラータの身体から離れようとしなかった。

「もう少し、このままでいて」

余韻の中、今夜がクリスマスだということを思い出す。

けれどそれよりも、チョコラータが普段あまり好んでしないキスを今夜は沢山できたことが、名前には嬉しくて特別だった。

「何だ?ロマンチックにひたってんのか?くだらねえな」

そう言うチョコラータの顔も、いつもより幸せそうに見える。

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