Diary-Levi- | ナノ

箱根旅行etc前編(6/15〜6/18)


待ちに待ち過ぎた箱根旅行!!数ヶ月前からの時点で、俺とエレンの生きる糧だった箱根旅行!!!(笑)
俺はトランクに随分前から用意を始めていて、前日はスヤァするだけ!という状態…。例の如く早くに横になったが、眠れずに寝返り100回打つ勢い(※さすがに誇張しています)
……とりあえず、京都旅行の日よりは眠れた。というのも、エレンが朝に弱い俺を気遣って


「待ち合わせは、そんなに早くじゃなくて良いからゆっくりめにしましょう。ゆっくりする為に行く旅行ですから、ね?」


といった感じに、通勤ラッシュを避けるぐらいの時間の待ち合わせにしてくれたからだ。マジ女神。
少しゆっくりめぐらいに某駅で待ち合わせをして、簡単に腹ごしらえ。



エレンが食ってたハンバーグはトマトとモッツァレラ、バジルのハンバーグだったが、俺のはレモン塩だ。肉好きな俺は、肉の味がしっかりわかると思い、こちらを選択。美味かった…!
俺はハンバーグ作る時は基本牛肉100%だが、たまに牛多め豚心持ち少なめの合い挽きだ。基本的につなぎは使わない事が多い。肉々しい少し固めのやつが好きだからだ。……何が言いたいかと言うと、豚肉100%ハンバーグというのは食べた事が無かったので、肉をシンプルに味わってみたかった…という話だ!
食ってみたら思ったよりも旨味があって、塩レモンも美味かった。添え物のポテトやタマネギも良かったな。タマネギが甘くてびっくりした!



食事を終えていざ箱根へ!エレンがいるから全く迷わない…何故迷わないんだエレン…不信感を持つレベルでエレンは凄い。きっと事前からもいっぱい調べてくれているからだ…なんて優しくて素晴らしい伴侶…(そして迷わない伴侶に不信感を持つほどに道や乗り換えが壊滅的な俺)

エレンも書いてたが、電車は話してたらあっという間だった。京都旅行の新幹線なんか、俺物凄い爆睡だったもんな…今回は、エレンがゆっくり待ち合わせしてくれたお陰で色々と余裕があった。ありがとな。

途中からはバスで山道を通って宿へ向かう…が、俺はエレン以上にここが心配だった。山道の車、弱いんだよなぁ…。事前にエレンが酔い止めの薬までくれてたし、俺も干し梅みたいなものを持参して来たんだが…ブルブルしながら挑んだ。
だが、バスに乗って少ししてから俺は寝ちまったらしい。睡眠以上の防御は無い…気付いたらほぼ下車駅間近で、何とかなった…。ラッキーだった。




バス停で降りると、急な坂を登って宿へ。本当に、割と急な坂。俺はヨレヨレしながら一歩一歩上がって行ったんだが…途中で宿の迎えらしい爺さんがやって来て、俺の荷物を持ってひょいひょい坂を上がり始めた。……何なんだこの爺…調査兵団へ勧誘すべきか…(ヨレヨレ…)

  

今回の宿は落ち着いた和風の所だ。入り口にあった水車が割とグイグイ回っててエレンが感心を持っていた。少し小高い所にあるのもあり、外界からの音もしなくて本当に落ち着ける隠れお籠り宿って感じだ。

    

中に入ると出迎えられて、正面に水のオブジェがあった。綺麗だったな。
奥に行くと試飲出来る赤・白ワインがあったり、横にチーズとクラッカーがあったり。いきなりエレンホイホイだ。
……と、見学は後にしてひとまず部屋へ。

    

    

着いてまずは部屋からの景色を撮った。ウェルカムドリンクと一緒に運ばれて来たチョコケーキは本当に美味かったな!エレンが残念がってたのも頷ける…。選べる中にチョコじゃなくてプレーンのチーズケーキ(チョコケーキと味違いという感じの)があったんだが、アレも絶対美味かっただろうな…。
そして部屋は今回メゾネットだったんで、二層構造になっている。
写真の通り階段があって、上へ上がるとベッドと露天風呂。露天風呂のある所一体はガラス張りだが、隠す事も出来る作りになっている。
ベッドの広さや枕のフカフカ具合には、枕に厳しいエレンもご満悦(笑)
露天風呂も2人で入っても全然行ける感じだったし、アメニティのボディソープとかの香りが超絶俺好みで俺はこの辺にも喜んでいた。


それと、館内の散策。BARの前の所の写真はエレンが上げてたから、俺はサイドの方にあったスパの写真を…



……これだけだと良くわかんねえな(爆)
スパはちょっと違う道から離れの方にある個室的な所でやるとの事で、やらない俺達はもちろん入れなかったが(誰かやってたみてえだったしな)、「あそこでやるんだな〜」ってふむふむしていた。




ここで部屋に戻って風呂に入ったんだが、風呂については俺はまた後日語らせて貰うとする…。
そこから少しすると、いよいよお楽しみ!!!最初の夕飯だ!!!
今回はせっかく宿の方からメニューについて細かい所まで食材を書かれた物を貰ったんで、写真と一緒に上げておく。個人的な思い出にもなるしな。割と漢字いっぱいでたまに読めないっていう思い出な。……携帯使用禁止で全部読める奴いたら割と尊敬する(真顔)ちなみに字が難しくてそのまま書いておかないともう説明すら出来ないとかそういう訳じゃな…、じゃな…い…ぞ…。


『先附』 
・雲丹 ・湯葉利休和え ・三度豆 ・石蓴海苔佃煮 ・髢山葵

最初はこちら。海の幸山の幸の折り合い絶好調な美味さ!俺は海藻系は総じて摂取しないよう言われているが、今回はガン無視させて頂いた。まあ、ほんの数日だしイケるイケる!旅行から帰ったら完断ちすれば良いと思いつつ、海苔が美味過ぎる。久しぶりに食った…。全部を一緒に食べた時のハーモニーもまた堪らなかった。最近もしかしたら、俺はウニ結構嫌いじゃないんじゃないかと思い始めている…。


『添え』 
・白海老練り酒盗 ・新甘諸田舎煮 ・莫久来箸蕷芋 ・鰻小袖寿司 ・鱚垣餅揚 ・白瓜昆布締め ・厚焼玉子 ・三島の枝豆 ・蛇籠蓮根梅酢取り

色々たくさんあるこちら。エレンと何度もメニュー確認しながら「これはこれ…それはこれ…」とか言いながら食べていた(笑)だがしかし、未だに納得がいかない(爆)1つ料理多くないか…?と疑問が残っている。ちなみに、メニューに載っていないと思われるのは左の皿の海老の素揚げ的なやつだ。
それはさておき、これがどれもまた美味かった…個人的には、鱚垣餅揚(右にある4品の左下)が1番美味かった。…だが、白海老練り酒盗(中央上の小さい壷みてぇなの)も捨て難い…。エレンも酒盗美味いって言ってたな。


『椀』(漬汁仕立) 
・鱸火取り ・蓮根豆腐 ・新蓴菜 ・千石豆 ・梅肉 ・実柚子香里

こちら写真で上手くおわかり頂けるか…この蓴菜(ジュンサイ)、俺は初めて食べたんだが…周りを超バリア的な物で覆われている…ってこれ寒天質なんだな!と後で知った。何か蓴菜凄え…。
そして蓮根豆腐の食感が凄く俺好みだった。もちもち大好きだ。汁の部分も凄く美味くて、薄くなく濃くなく丁度良い味付け。丁寧に作っているのがわかる味だった。


『造里』 
・石鰈 ・関伊佐木 ・本鮪 ・鶏冠糊 ・蔓紫の花 ・蓮芋 ・花丸胡瓜 ・紅蓼 ・卸真妻 ・泡の塩 ・土佐醤油

本物の紫陽花の花を飾られて出て来たのは、まあ…刺身だな!個人的にこの泡の塩(読んで字の如し、泡状の塩…写真右端の白いやつ)が美味過ぎて全部使った(爆)俺はやっぱり、大半の場合調味料ってほとんど塩・胡椒ジャスティスなんだよな…。あとはこの花丸胡瓜!(刺身の皿の真ん中、鮪の左上のやつ)これがシャキシャキしてて噛み応えが面白くて良かった!食感が面白いやつって好きだ。もちろんメインの刺身も美味かったけどな!


『中皿』 
・相州黒毛和牛柔煮 ・下中玉葱 ・和蘭辛子 ・吉野黒酢 ・かんずり

割と一瞬で食ったやつ。(※肉だったので理性がお出掛け気味)皿についてるオレンジのやつを少しでもつけて食べると俺には激辛(笑)辛いの苦手だからな…普通の奴ならそんな事ねえんだろうが…。柔らかくて美味かったな…。


『焼物』  
・酒匂川産若鮎汐焼 ・焼空豆 ・谷中生姜 ・蓼粥酢

いきなり写真を見たら、「どうしてこいつらはこんなにいっぺんに網に乗っけて焼こうとしてるんだよ…クソが…」と思っただろう。だが待ってくれ、これらのブツは全て既に焼かれていたんだ。ただ何かここに乗っけて燻してくれというか、匂い付けしてくれって言われたんで、そのくらいだったらもう全部乗っけちまっても食えるから良いや(←お腹が空いていた人)って事で乗っけたんだ。…ちなみにエレンは生姜が苦手らしく、俺が食わせて貰った!
鮎、美味かったなぁ…。しかし事前にお付きの人が食べやすいやり方を教えてくれて良かった(笑)


『鉢物』 
・賀茂茄子田楽 ・百合根 ・秋葵 ・才巻海老

個人的に、結構好きな味。そもそも俺は味噌味の物はそんなに率先して食べないが、田楽味噌だけば別だ!オクラも好きだしな。喜び勇んで食べないで、中身の部分を撮れば良かったと思ったのは食った後だった…。
甘みのある味噌に茄子、百合根も食感良かったな…海老も美味かったし、「これって、茄子を入れ物にしてるが、茄子だから全部食えるんだよな?」ってもぐもぐ食ってた。……俺は昔(本当に、かなり昔だが!!)、柿の葉寿司というその名の通り柿の葉に包まれた寿司を、柿の葉ごと食った前科がある為、少し不安だ。器以外の物は基本的に全て食材であり、食べられるハズという理念がある為、柿の葉は食材と思って『固くてあまり美味くないな』とは思ったが葉ごと食ってしまった。後で家人に「柿の葉は器に当たる物だよ!!(ガクブル)」ってされてびっくりした。……どこかで書いた事があるかもしれないが、それを思い出しつつ茄子食った。美味かった(安心)


『強肴』 
・真羽太煮凍り ・黒あわび茸 ・極小蕃茄 ・伏見唐辛子 ・ぽん酢

最初に出て来た時、魚なのかと思った……ら、食ったらびっくりキノコの食感。だがクセは無く、コリコリしていて出汁が染みていてとても美味かった。…ちなみにこの小さな赤い物体…何かと思い気や、猛烈に小さいトマト!!!こんなのあるのかと思ってまたびっくりだ。


『留椀』 
・まるや八丁味噌の赤出汁 ・白芋茎 ・山椒香里

来たぜ赤出汁!!!悪いなエレンよ…先に俺の好きな赤出汁が登場しちまったようだな…(※エレンは白出汁が好き)
俺は赤出汁が出ると和食のテンションが上がる…。もちろん美味かったしな!


『御飯』(写真は留椀と一緒)
・生姜御飯

細く切られた生姜が入っていて、出汁で炊いてある感じの御飯。生姜御飯て初めて食ったが、結構イケるな!
薄めに盛られた2人分の御飯の他に、同じぐらいであと2回盛れそうな量の入ったおひつを置かれていったんだが、エレンは脱落しそうになっていたので俺が全部一粒残らず食った。


『香物』 
・五種盛り合わせ

俺は漬け物ってあんま食わないんだが、エレンが凄い柴漬け食ってた(笑)
手前右のはセロリだったんだが、俺はセロリ結構好きなんでこれを少し食ってた。大根とか蕪の漬け物は物に寄っては食うんだがな…。


『水物』 
・バニラと藍苺の氷菓 ・火竜果 ・琵琶 ・桜桃 ・芒果のピューレ ・薄荷

「火竜果とは…」って思ってたんだが、ドラゴンフルーツだった(笑)どの食材も甘く熟れてて美味かったぞ!
ここまででくたばりかけていたエレンもアイスの登場に突然甦り、美味しいと笑顔で食ってたな…クソかわ…。


……と、初日の夕飯はこれで全てだ。どれも手が込んでいて美味かったし、腹も凄く一杯になった!




食事が終わってから少しして、夜のBARへ。これも今回の宿の目玉だったからな!!
BARに行くと俺達しかいなくて、早速外の席へ。すぐにブランケットと軽いつまみみてえなのが運ばれて来たんで、カクテルを1つずつ注文。
エレンも言っていたがこのつまみのナッツ類が美味い!どうやらトリュフ塩がかかっていた様子。

  

そしてエレンも載せてたが、少し引いた写真も!夜になると池がライトアップされて、凄く綺麗なんだ。ここでゆったりしたいが為にこの宿を選んだ俺達は、大満足でしばらくここでゆったり。
姿は見えないが、例の天然記念物らしいカエルの鳴き声とか聞きながら、涼しい自然の中でのんびりした…贅沢な時間だ。

だが、ここで軽く事件発生。俺は池の向こう側に、明らかな少し大きめのネコ科の何かが歩いているのを発見してしまった。向こうもこちらに気付いたらしく、途中で少しこっち向いて歩みを止める。
池は丸っぽい感じなので、奴が池の淵を歩いて来たら俺達の所にブチ当たる事になる。
警戒する俺と、「チッチッチッ…(おびき寄せるように舌打ち的な)」とかやってるエレン。そんなエレンを威嚇する俺(笑)
結局、奴はこちらには来なかった。俺は気になり過ぎて、『箱根 山猫』とか調べてしまった…しかし検索に引っ掛かるのは某ドラマの山猫のみ(爆)
更には『山猫』で検索をかけたら野生化した猫。野良猫とか出て来て黙りこくった。……野良猫だったら山猫なんて単語作るなよ…(涙)



BARから戻って来て、この日は就寝。フカフカベッドでエレンはその…夜なのに珍しく元気だった。ここではこれ以上書かないが。
俺も元気(意味深)にエレンとイチャついた。結構遅かったしな。
―――続きはまた、後日!!

2016/07/01 21:26
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