Diary-Levi- | ナノ

京都旅行3日目(10/14〜10/16)


京都旅行もとうとう最終日。
朝から現実逃避したくなるところだが、この日は俺が朝からエレンを元気に起こした。……昨日のままで終わる俺じゃねえぞ(ふふん)




元気に起こされたエレンはそのまま、昨夜購入した入浴剤を持って風呂へ。俺は京都を名残惜しく思いながら荷物をまとめていた。
エレンが戻って2人揃ったところで、いよいよ昨日鯛茶漬け屋で買った『真鯛のフィッシュサンドイッチ』を食べる!!

   

これがそれなりにボリュームがあった上、コショウが効いてて味も当然のように美味くて…!!!
1日経って温めてもいない状態で食って美味いんだから、作り立てはどれだけ美味いのやら想像するだに恐ろしい。きっと衣はサックサクでメチャクチャ美味いに違いない…。
そんな話をしながらぺろりと朝飯を平らげると、同じ階にあったホテルのラウンジで早目に荷物を預けてチェックアウト手続きだけ済ませ、チェックアウトぎりぎりまで部屋でゆっくりする(という事が出来るホテルだった)予定だった…んだが、このラウンジを良く見ると想像以上に色んな物が無料で置いてある事が発覚。

   

とりあえず、茶菓子とか何種類か置いてあったし、ホットティーもいくつあったかわかんねえぐらい種類あったし、ジュースのグァバ、マンゴー、グレープの美味さに思わず2杯も飲んで菓子食ってゆっくりしてしまう俺達…。ジュースかなり美味かった…。菓子に至ってはエレンが気に入って土産に買って行こうと言い放つ始末…(菓子を置いている所に、どこの菓子屋の何て菓子なのか書いてあったからわかりやすかった)
気付いたらあっという間にチェックアウトの時間になっちまいそうで、急いで部屋に戻ると最後に少しだけゆっくりしてから何度もキスをして部屋を後にした。




この日の昼飯は、ホテル内のフレンチだった。最終日であまり駅から離れたくなかったってのと、純粋に飯が結構美味そうだったからだ。

                     

まず最初に出て来たのはトマトのエスプーマと自家製ミニコロッケ的な物だ。メニューに名前が無いので俺が勝手に名付けて中継させて貰う。エスプーマは完全に白かったが、味はトマトだった。さっぱりとしたそれに食欲をそそられたところでオードブル。
今日のオードブルは魚(鯛?)と山菜のマリネ的なものだったと記憶。さっぱりしていて、エレンが美味いと喜んでいた…可愛かったな。もちろん、俺も美味くてぺろっと食っちまったぞ。
次はスープ!だったんだが…俺とした事が何のスープだったか忘れた…確か、普通に緑の野菜系のスープだったんだが…このスープ、一緒に着いて来たスナックベジタブル的なものをトッピングして食べる物だった…これが美味くて!!一生懸命掬って食う俺(爆)
次はメインの『牛フィレ肉のポワレ・フォアグラ添え・ロッシーニ風』…見りゃわかるか。そもそもコースの名前はこれ、だった(笑)
これもちゃんとソースまで美味かったし、コスパも良いかなと思える感じだった。肉も柔らかいし、フォアグラも美味かった。そしてマッシュポテトの上にポテトチップが乗った添え物…これが美味くて、添え物までちゃんと作られてるなと思った。ポテト好きのエレンを思うと何だか俺も幸せになる(笑)
そしてデザート。こちらはミルクアイス、チョコレート、コーヒー味の薄いスポンジ…の合わさった感じのものだった。俺はコーヒー味のスイーツとかはあまり率先して食うタイプじゃねえが、これは美味かった!ミルクアイスがバニラアイスだったらこんなに美味いと思って無いような気がする。それぞれの組み合わせとか比率が凄く良い感じで、俺は好きな味だった。
更に紅茶と一緒に一口マドレーヌが来たのも嬉しかったな。




飯を食って名残惜しみつつホテルを後にすると、俺達は土産を買う時間を短縮する為にそれぞれの目的地へ散る事にした。
前日までにある程度目星を付けていたので、連絡を取り合いながら目標物をgetして素早く合流する。荷物の詰め替え整理をしてから、最後の目的地へ!!



↑混雑。
……いや、時間的にも仕方ねえんだけどな!しかし新幹線の時間もあるのでなるべく早く入ってしまいたいところ…。
まあ思ったよりは待たされずに何とか通された。新幹線の時間までも余裕があったし、計画の範囲内と言って良いだろう…。京都に来てこの店に寄れなかったらと思うと、冷汗かいたぜ。

      

並んでる時から2人でずっとメニューと睨めっこしてたんだが、最終的にエレンが選んだのは『白玉パフェ』、そして俺は『ほうじ茶カステラパフェ』だ!
…………お前はどんだけほうじ茶好きなんだよ、昨日も食い切れない程食ってたんだろ?!とかいう声が聞こえて来そうだが、俺は両手で耳を塞いで聞かねえフリをする。
しかしこのパフェの美味さ…!!やはり京都のお茶のパフェはここ美味いな〜と思っちまう…安定だった。
エレンは白玉パフェっつーぐらいで大量に白玉が入ってた訳なんだが、白玉が好きな俺にいくつも白玉を食わせてくれた。(天使過ぎる…)
俺はというと、アイス関係はせっせとエレンにやっていた(笑)実はこの白玉パフェと俺のほうじ茶パフェを頼むと、バニラ、抹茶、ほうじ茶、玄米茶?の4種類全てのアイスが揃う事になり、エレンに俺のほうじ茶&玄米茶アイスと白玉を交換して貰いつつ食っていた訳だ。
エレンが優しい天使でしかないので、俺は幸せいっぱいにパフェを食いつつ目の前の京都タワーを記念に撮っていた。名残惜しくて堪らないが新幹線の時間が迫り、ホームへと急ぐ…。




夕方、とうとう京都を出発。凄い勢いで流れて行く景色に寂しさを覚えつつ、また来ようとエレンと言い合う。…そう、エレンとなら…きっとまた来る事も出来るだろう。
帰りにも狩りをしようと思っていたのに、1戦したら俺は力尽きて寝落ちしちまった…何て不甲斐ねえんだ…。
そんな訳で、途中で起きてからもうとうとしていたらあっという間に帰って来ていた…。


そして夕飯!この日はちょっと俺が先日見つけて美味かったんでエレンと来ようと話してた鉄板焼き屋だ。一見串焼き屋に見えるんだがな…(笑)

      

とりあえず、片っ端から食いたい串を2人で注文しまくるの図。
左にあるのが『豚肉のアスパラ巻き、そして右上から『ささみ梅しそ』『銀杏』『カマンベールのベーコン巻き』『鱚』『豚バラニンニクの芽巻き』『エリンギ』。ニンニクの芽、最初来た時から気に入ってる。続いて写真2枚目上から『豚肉の長芋巻き』『何か忘れたけど豚肉』『牛イチボ』だったと思った。
俺もエレンも元々串好きなんで、ぽいぽい好きなの頼んでほくほく。俺はこの日豚肉の長芋巻きが気に入ってもりもり食ってた。
そしてせっかくの鉄板焼き屋、『餅とチーズの入った鉄板焼き』を最後に注文。チーズと餅とか美味いに決まっている。
エレンと半分こして食うのがまた幸せだ。一緒にもちもちした。




飯を食うと、明日任務が控えている俺のせいで(歯軋り)早目に帰還する事に。
楽しかった京都旅行が終わっちまうと思うと堪らなく寂しくなるが……また、新しい旅を計画しようと思う。


それにしても、今回の旅では本当にエレンに世話になった。
俺は事前に「この店が良さそうだぞ?」「あの店に行ってみたい!」って案を出すばかりで(その店への予約とかはグイグイやるんだが/笑)、現地ではまず全く役に立たない。
方向音痴だし、乗り物音痴だし、そういうのを調べたりするのも苦手な上に体力もなくてあまり動き回る事も出来ない。…その割に、楽しいと時間配分とかも考えずにはしゃいでいる始末…。
そんな俺と一緒にいたら、楽しく旅が出来ないって奴もたくさんいると思う。性格的に合わなけりゃ、苛立つ奴もいるだろう。
そんな中エレンはずっと、俺と同じく見知らぬ土地であるのに目的地までの行き方を割り出して、なるべく俺に負担をかけないようにして動いてくれた。俺が景色の物珍しさにはしゃいでいると、「ここで時間たくさん使うと後が苦しくなるかも…!」とか俺に知らせてくれたり、道路ではいつも俺を内側にして、乗り物に乗ればなるべく俺が人と接触しないように配置してくれた。

なんてしっかりした、優しい伴侶なんだろう。本当に俺には勿体ないぐらいの、出来た奴だと何度も惚れ直したし、感謝した…。自分を幸せ者だと思った。エレン……エレン、エレン…エレン………、本当にありがとう。こんなに旅が楽しかったのは、全部全部お前のお陰だ。(エレンには苦労掛けている自覚はあるが…すまなかった…)


今度はどこへ行こうか…。北海道、2人で行ってみてえんだよな。後はまた松本も行きてえっつってたっけ…。USJも行きたいし…エレンと行きたい場所なんざあり過ぎて、中々絞れねえな。
これからも、ずっと一緒だ。いくらでも行く機会はある…また行こうな、エレン。
次にどこかへ行く時は、少しは俺も役立てますように(祈)

2015/10/27 23:11
prev / top / next

第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -