Diary-Levi- | ナノ

京都旅行1日目(10/14〜10/16)


計画した日からずっとずっとずっと楽しみにして来た京都旅行!!!
前日は20:30頃には横になるも、いつものようにアドレナリンが邪魔をして日付変更線ぐらいまでは結局眠れなかった。その後で急に目が覚めて「よし!!時間だな!?」と思いきや夜中の2:30頃で仮眠しか取れていない事が判明するも、その後はうとうととしか眠れずに4:00の起床時間を迎えた…。

時間になっても外はまだ真っ暗だった。夜かと思った。
でも待ち切れずに身支度を始めた…超絶寝坊助のこの俺がだ!
前日までに準備万端にしておいた鞄やカートを持って、いざ待ち合わせ場所へ出発!!
後で聞いた事なんだが、どうやらエレンも全く同じような前日の夜を過ごしていたらしい。どんだけ遠足前なんだ俺等は…(笑)




待ち合わせ場所で無事落ち合って、軽食として目を付けていたホットドッグ屋へ。
鬼のような食い倒れツアーなので、美味そうな物があっても出発前から食いまくる訳にはいかない。新幹線で酔わない程度にホットドッグを互いに食う事に。
それから、電車の中で話とかしながら一狩り行ったりしていたら、あっという間に京都に着いた!


着いた途端に修学旅行らしき団体に巻き込まれる俺達(笑)
この日に限らず、修学旅行生を毎日見た。こんな時期だったっけか…昔過ぎて覚えてねえな…(……)
そしてすぐさま駅前の某店へ。ここへは抹茶の酒色々を買いに行く予定でいた。土産と、あとはエレンとホテルで飲む気でいたからだ。
俺達が泊まろうとしていたホテルは駅直結だった為、酒だけ先に買い込んでからすぐに駅に引き返して荷物を預け、いつの間にか押していた時間に焦りつつランチの予約をしていた川床フレンチへ!

               

何と、俺達が一番乗り!店内には誰もいなくてこっそり写真撮った(笑)
そしてここの飯がまた…美味くて…!オードブルも一品一品手を抜いていない美味さ…。オードブル写真左手真ん中にあるミニクロワッサン生ハム乗せの、本当に小さい親指の先程のミニクロワッサンがサクサク過ぎて美味くてエレンと開眼していた。鴨肉も美味くて、来る途中に鴨川で寝ていた鴨を捕って帰りたくなる俺(……)
スープは『秋茄子と赤万願寺唐辛子のポタージュ』。びっくりするほど茄子の味がして、コショウとシソの花の風味がまた絶品。そもそも茄子のポタージュとか初めて飲んだな…。
メイン!!!この『フランス産のひな鳥のローストと赤ワイン煮込み』のひな鳥が…!!外の皮のパリッとした食感とジューシーで軟らかな肉…。そしてバターの甘みの効いたソース…。赤ワインソース(右手)のも美味かったが、ひな鳥のローストの美味さにまた無言で飯を食う俺達…いつも無言…。口を開いたと思えば


「このひな鳥…!」
「このひな鳥…!」


とかもうこれしか言葉出て来ない的な状態。
………何なんだ俺等は(笑)

最後にデザート!ここはデザートブッフェ!!…だったが、この後にも色々控えていたので、限界まで食ってはいけない…と自分達を戒めつつ、とりあえずほぼ一通り1つずつは取って来た(爆)
個人的にブッフェとかでこういう小さいケーキとかって「美味い、次も取って来よう」ってなるやつはあまりお目に掛かった事がねえんだが、ここのは全て美味かった。スポンジもだがクリームも食べた後に嫌になる感じがなく、丁寧に1つ1つ作られていたし、抹茶のシフォンも美味かった。
個人的にはパンナコッタが1番美味かったな。上に乗ってる薄いピンクのが薔薇のジュレで、香りが凄く良かった。もっと食いたかったが時間も余力も考え、泣く泣く店を出る俺達…。

余談だが、店でのウエイトレスさんとの会話


「今日は観光ですか?これからどこかに行かれるんですか?それともどちらからかいらしたんですか?」

「観光です、ええと……(言い淀むエレン)」

「先ほど京都に着きました。お寺とかにはどこにも行きません、食い倒れツアーです(目を逸らさず言い切る俺)」

「あ…っ、あ、そうだったんですね!そういうのも良いですね(笑)」


……………何かエレンには可哀想な事をした(爆)


店を出たら鴨川沿いに散歩しつつ、京都御苑へ。
食い倒れツアーである今回の旅の中で唯一のそれっぽい所でもある。……ちょっと遠かったが頑張って向かう!
その途中、鴨川でエレンが奇行種を発見する!!!



最初、俺達はビーバーがいるのかと思った。だが日本にビーバーはいないらしい。調べたところ、恐らくアイツはヌートリアという事が発覚した。ハトに威嚇されて可哀想やら可愛いやら…。もっと近付いて見てみたい気もしたが、先を急いだ。
それにしても綺麗な川だ。地面まで綺麗に澄んでいて、魚や鴨やヌートリアがいる…いや、ヌートリアは1匹しか見掛けなかったが。



↑こんな感じに凄く澄んでる!大事にしたい川だな。




俺の体力が結構削られて来たところで(実際はそこまで歩いていないはずなんだが…クソ…歳は取りたくねえもんだな…)、京都御苑到着!!

   

天気も良くて、本当に良い日だった。静かで、人もあまりいなかったな。
陽が照っている時は暑いんだが、木陰に入ると凄く涼しくて…エレンと手を繋いで、ゆっくりと散策を楽しんだ。幸せを噛み締めながら。
しかし少し散策してから御苑の地図を見てみると、俺達の想像より御苑は遥かにデカい事がわかった。…端まで歩いてたら、俺は間違いなく潰れると判断。
するとエレンは地図を見て、すぐに良い感じに見せ場スポットを回りつつ外に出られるコースを調べてくれた。なんて優しいんだ俺の嫁…惚れ直す瞬間だった…。




御苑を出てすぐに走って来たタクシーを拾うと、次の目的地である甘味所へ!
しかし…辿り着くとまさかの臨時休業。……え、火曜定休ってしか書いてなかったじゃねえか…!!!(大泣)
悲壮な俺を見兼ねたらしいエレンがこの時点で「行けたら明日来よう」って言ってくれて、本当に優しい嫁に免じて今日のところは見逃してやる的な感じでその場を後にした。


予想外の展開に時間は狂ったが、とりあえず次に予定していた某ショコラトリーへ!!
京都にしか無いんで凄く気になってて(どこもそうだが)…店の建物からして凄く愛らしい所だ。

      

店の中も可愛くて堪らない。まるで海外の菓子屋みてえな。
店の真ん中にあるガラスの円柱みてえなのは巨大なディスペンサーで、本物のチョコレートがゆっくりとろとろ下に向かって流れている。最初ただのオブジェだと思ってたんだが、よ〜く見たら本当に流れていた!
ここでも色々土産を買って…そして店の地下(カフェ)へ!
天使のライブラリーという、秘密のキーナンバーが無いと入れない仕掛けになっているという凝った所で、エレンも俺も楽しみにしていたんだ。

      

この秘密感がワクワクする(笑)内装も凝ってたしな!
そしてそこで食ったジェラート!!!エレンと色々考えた末に、ダークチョコレート、ラズベリー、キャラメルのジェラート3種盛りに到った。これがかなりのヒット!!!美味かった…!!!
いつも小食なエレンだがアイス系なら結構際限なく食う為、逆にアイス系は結構腹一杯になる俺はエレンに多めにジェラート食って貰い、一緒に乗ってたブラウニー(これも凄え美味かった!)は俺が多めに食いつつ完食。




そして今回の旅でメインの飯と言っても過言ではない!初日の夕飯である鱧会席を食いに向かう!!!



辺りは暗くなって来て、京都の街並を行灯みてえなぼんやりした光が包む。凄く良い雰囲気だ。飯屋も凄く京都な雰囲気醸し出していやがる…(早く着いてしまいそわそわする俺達)
少し早めにフライングで滑り込むと、いよいよ鱧会席の始まりだ!!!

                     

想像以上の凄まじいボリュームにくたばりかける俺達。…いや、エレンは完全にくたばっていたが。

まずは前菜。いかにも京都〜って感じの上品な味で、銀杏とかも美味かったな…。俺はそんなに銀杏食ったりしねえし特別美味いイメージとか無かったが、食感も良くて美味かった。俺の好きな穴子の握りとかさり気なくあったのも嬉しかった。
次に『鱧落とし』。梅肉をつけて食うんだがこれが…もう…さっぱりしてて美味くて、意味も無くありがとう、鱧!!!と言いたくなった。これ以降もつけるものに梅肉がいくつかあったが、凄く良く合う…。
次は『鱧炭火焼』。すだちをかけて食うか梅肉で食うかなんだが、どっちも美味かったな…。炭の匂いも良かったし、焼いて縮む鱧をエレンと挟んで幸せいっぱいだった。
怒濤のように来る『鱧素麺』、そして『鱧炙り握り』。素麺のとこにちょんと乗ってる赤いのは安定の梅肉だ。そして炙り握りは全面的に俺の大好物だ…。
しかしこの辺りから陰りを見せ始めるエレンの腹。炙り握りをそっと1つ俺にくれた…(笑)
そんなエレンを追撃するように現れた『鱧しゃぶ』。この鱧しゃぶの量がハンパ無かった。野菜は大体鍋2回分くらい…それとこの鱧。一見「薄そうだし細そうだし大した事ないのでは?」と思うだろう…だが侮るなかれ!!!
女将さんも「うちの鱧会席はボリュームあるって評判なんですよ」と言っていたが、本気で凄かった!!
この俺がボリュームを認めるような和食屋はそうそう無い。恐るべし鱧会席!!!
もちろん、味も凄え美味いしな!鱧しゃぶも梅肉で食ったがこれまた美味かった…ものの、鱧しゃぶに限界を訴えるエレンにやむを得ないと感じ、鱧しゃぶは80%ぐらい俺が食った。そしてまだ来る『鱧の天ぷら』。ここまで追い詰められたエレンに油物はトドメでしかない(笑)
だがしかしこの鱧の天ぷら、物凄く美味かった。「最初に!最初に出して欲しかった!」と言って泣き叫ぶエレンの気持ちが良くわかる。俺もこの時点で結構腹にキていたが、あまりにもこの天ぷらが美味くて…結局、エレンの天ぷらを1つ食った。ちなみに、天ぷらはカレー塩と抹茶塩をお好みで。俺は抹茶塩好きなんで、すぐ無くなってた…が、どうやらエレンもそうらしかった(笑)
更に襲い来る『お雑炊』……鱧しゃぶの後の、出汁と鱧と野菜の旨味をたっぷり吸った…溶き卵と一緒に食うお雑炊。美味い。美味いんだがもう…本当にギリギリだった(笑)
最後に甘味として抹茶アイスと葡萄、梨が小皿に盛られてやって来たが、エレンは案の定アイスは食えていた様子。



大満足、もう無理ってとこまで食って、何とか歩いて電車を乗り継ぎホテルへ帰る。エレンと手を繋ぎながら歩いていると本当にそれだけで幸せになるから不思議だ。
(今日は一緒に帰ってまだホテルで一緒にいられる)と思うと、それも堪らなく幸せになれるしな。

今回のホテルはちょっと頑張って良いホテルにしてたんだが、まだギリギリ閑散期だったからか部屋をグレードアップしてくれた。運が良かったな…。
部屋が広くて綺麗で、エレンが大興奮してたのが可愛かった。夜景が綺麗で、写真を撮ってはしゃいでいて……エレンがこうして喜んでる姿を見ていると、心が満たされる。



翌日も早かったんで、この日は前日眠れなかった事もあって、2人共結構素早くスヤァした。
エレンがふっかふかのベッドに幸せそうに寝てたのもまた可愛かったな。

続く!!!

2015/10/23 15:40
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