Diary-Levi- | ナノ

クリスマスデート2014(12/25)


よし。今日はこの間のクリスマスデートについて書こうと思う。



12/25。キャラで言うならリヴァイの誕生日でもある今日この日、俺はエレンとクリスマスデートの約束をしていた。
平日だったんで、エレンは任務があったが俺は休みだった。…ので、約束の夕方よりも少し早く出てのんびりカフェなど行った後で、エレンと会うつもりだった。

―――ところが。こんな日に限って起き抜けの俺の体調は最悪で、もう立ち上がるのも困難な状態。
何で寄りによって今日なんだよ…と思いつつ、しばらく横になったままでいたが、薬を飲んで昼過ぎから段々と復活し、のろのろと家を出た。エレンに言ったらデート無しになるので、デート終わったら言おう!(※黙ったままでいるのは駄目という約束)とか体調なんざ気の持ちようだ!やれるやれる!とか思いながら待ち合わせ場所付近へ。ちなみに、途中でまた薬とか飲んで誤摩化しながらデート完遂した帰り際にこれを言ったら案の定怒られたが「一応黙ってないでちゃんと言ったぞ…!」と言ったら「そうじゃないでしょうがあああ!!(怒)」と返された。……悪かったとは思っている。


とりあえず約束の2時間前ぐらいに目的地に着いたので、行こうと思ってたカフェへ。
町はクリスマスムード満点で、1人で歩いてる奴の方が珍しい。
場所柄だろうが子供がいる家族連れなんてのがいるとこでもなく、ほとんどはカップルか、3人以上の女子会的な奴等だ。
そんな中、カフェで1人で飲んでたのは俺だけだった(※本当に。)
俺はそういうのを気にしねえタイプなんだが、本当に今日は1人で出歩いてる奴っていねえもんなんだなと感心したりしつつ、温かい紅茶を飲んでコンディションを整えようと目を瞑る。

……今頃エレンは、俺に会いたいとそればかり考えながら任務をこなしている所だろうと…早くアイツの顔が見てえと、俺もそればかり考える。

今回這ってでも行きてえと思って出て来たのは、何もクリスマスデートだからってだけじゃねえ。エレン不足が深刻だったからだ。エレン不足が本当に深刻だったからだ。……俺はエレンに会いたくて仕方なかった。



エレンの任務が終わる頃に連絡が来て、エレンは遅延やらに巻き込まれながら急いでやって来てくれた。
俺の所にやって来たエレンが可愛くて、愛しくて、思わず頬が緩んでた。……俺は例の恐ろしい巨人の顔とかになってなかっただろうか。いささか不安ではある。

行った先は2人共好きなとこで、何度か来ている所なんだが…クリスマス限定コースをやっていたので、それを食いに行って来た。



オードブルでまず死亡級美味くて2人でトロ顔。
一番右端にあるパテの上にあったマスタードを、エレンが一生懸命よけて俺のパテの上に乗せるのが可愛くてほのぼのした。

メインはローストビーフと書いてあったんでこのコースを決めた当初から楽しみにしていたんだが、このローストビーフがまた美味くてエレンも真顔だった(笑)



最後はフォンダンショコラと塩ミルクのジェラートだ。
運ばれて来た瞬間、チョコレートを焼いた匂いが堪らなく良くて、俺もエレンもまたたび嗅いだ猫状態(笑)



どれも凄え美味かった。ご馳走様だ。


飯を食ってから、クリスマスプレゼント交換もしたぞ。
2人ともクリスマスカード入れてんのに、何となく恥ずかしくて「カードは帰ってから見ろ!」って感じになった(笑)
俺がエレンから貰ったのは、頼んでたモフモフのパジャマだ。術後からえらい寒がりになっちまった俺が、冬の夜を越す為の必需品だ。
これがメチャクチャ肌触り良くて、「何で出来てんだよコレ!?」って言いたくなるぐらいだ。本当にふわふわで、優しくて凄い手触りだ。
……後で聞いた話だが、エレンもこっそり揃いで同じやつを購入していたらしい(笑)ありがとな、エレン。
俺の方は何をやったかというと、これもエレンに頼まれてたやつで…ストールだ。
散々悩んだんだが、エレンが任務へも普段使いへも出来るもので考えて…決めた。とりあえず、喜んで貰えたようで一安心だ(苦笑)



そんなこんなで色々話したりしてたら、あっという間に閉店の時間になっちまった。…エレンと一緒の時間は、瞬く間に過ぎちまう。
帰りに、俺達の『いつもの場所』へ行った。……人気が無い、良い場所だ(笑)

人気が無いのを確かめてから、キスをした。エレンの唇は柔らかくて、とても気持ち良い。

帰り際に先を歩いていたエレンが、その場所を出る前にもう一回とばかりにこちらを振り向くも、その場所は完全に監視カメラロックオン地帯だった。エレンは監視カメラの存在を忘れた様子だった。……ので、グイグイ押し返して止めた(苦笑)



……本当は、止めたいハズが無い。足りねえぐらいだった。外に出てもまだ隙を見てキスしようとするエレンを諌めながら、『俺だってしてえよ、畜生』とか思っていたのは内緒だ。

だが少し体調も良く無かったんで、自分も諌める形で帰路へ。
来週にまた会える、それまでの我慢だと互いに言い聞かせて別れた。
そして気付けば、その逢瀬が明日へと迫って来ている。



早く会いたい、エレン。明日からは3日間、お前と一緒にいられるんだな。
よし、早く明日の用意しちまおう。今夜は早く寝て、明日に備えるぞ!

2014/12/28 18:35
prev / top / next

「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -