Diary-Levi- | ナノ

泊まりデート(8/20〜8/22)


今回はエレンが先にホテルで待機、俺が任務の後で落ち合うという計画の元、逢瀬となっていた。

……エレンとは言ってもエルヴィン期間だった為、会話をエルリでやっていたんだが…。エレンとは以前リヴァエレなんかもやってみたが、アイツの性格やら口調やらを考えると、どうにもリヴァイが合わない(笑)
それなら、どちらかというとエルヴィンの方が遥かにしっくり来る……が、やはり『エレン』が一番しっくり来る訳で…。…笑わねえように日々頑張ったりイメトレしたりしながら2人共この日を迎えた(笑)

互いの夕飯はそれぞれ調達してホテルに行く手筈だったんで、最寄り駅で自分の夕飯を調達している時だった。
いつもなら俺が買いそうなベーグルを、何となく買わなかった。いつもと全然違う握り飯屋でいくつか買った後、焼き鳥屋を見つけてエレンの分も少し合わせて買う。
甘い物が欲しかったんだが、どうもピンと来る物が無い。エレンとケーキでも食いたかったんだが、散々迷った末に買わずにホテルへ向かった。

向かいながら最後のイメトレをする俺(←余念が無い)

エルヴィン…エルヴィン…エルヴィン…エルヴィン…エルヴィン…(念)



部屋に入ると、ちょうどシャワーから出たらしいエレン…もといエレンヴィン(笑)が出迎えてくれた。
しかし会って早々に完全に尻尾を千切れんばかりに振るワンコモード全開のエレンヴィン。エルヴィンの欠片も無いそれに俺のイメトレ完全に崩壊。だがクソかわ具合100万点。

……そして、リアルタイムでも書いたが。



「兵長が来るの窓から見つけて見てましたよ!」

「!??!?!?」



俺のエレンの凄いワンコぶりに戦慄した。……良く見つけられたな…後で線を確認したら「リヴァイを発見した!!!(歓喜)」って入ってて(このメッセージからも溢れる尻尾振るワンコ度)、本当に凄いと思った。
コイツのこういうとこ悪くない…堪らん。

そして空腹だった俺と夕飯。ここで、エレンが俺に少し分ける算段でベーグルを購入していた事と、俺の大好きな店のケーキを買って来てくれていた事が判明。素晴らしい嫁ぶりに俺のテンション急上昇。
通じ合ってるなオイ…と恍惚としつつ飯を食う俺であった。


飯を食って俺も汗を流すと、すぐ擦り寄って来たエレンに愛しさが込み上げる。
いつもいつもいつも…こうしてちゃんと『待て』した感たっぷりのエレン(笑)が擦り寄って来ると、堪らなく愛しくて……この時の気持ちは筆舌に尽くし難い。
たくさん触れ合ってから、ゆっくりと抱き合って眠る。この時以上に安堵して眠れる瞬間を、俺は他に知らない。




翌日。出掛ける予定だったがエレンとイチャイチャしてたらすっかり良い時間に。
ティータイムぐらいの時間に近くのショッピングモールに出掛けると、エレンとパンケーキ屋へ。



ここのホイップクリームはあっさりしてて美味い…。そしていつ来て迷っても結局オレンジ食っちまう俺であった。

パンケーキ食いながら話をしていたら、随分時間が経っていた。……ので、夕飯へ移動(相変わらず食い物ツアーの2人)
エレンが夜持って帰るって美味そうなフルーツゼリーとか買ってくれてホクホクしつつ、散々迷って牛タンを食いに行く。
久しぶりに食ったがやはりタンは美味い…。何を隠そう俺は焼き肉の中でタン塩が一番好きだ…(←どうでも良い情報)

付け合わせについてる辛い何か(……唐辛子?か何かの味噌漬け…?)の小せえのを1つ食って死にそうになる俺…猛烈に辛くて食えたもんじゃねえ…。それよりも、白菜の塩漬けが美味過ぎてヤヴァイ。
……あ"?年寄り臭えだと?…どうせ俺は三十路だ黙れ……。
しかしそれを見たエレンが、白菜と辛いやつを交換しようと言って来た。………クソ…この天使め…。てめぇの恋人で俺は幸せだ……(ぶるぶる)

何つーか、こういう何でも無い事が堪らなく幸せだと思う。エレンとは、こういう日常を積み重ねて行ける……エレンに出逢えた奇跡に毎日感謝せずにはいられねえ。


ホテルに帰ると結構良い時間になっちまってたが、2人共シャワー浴びて、それから買って来たゼリー食ったり食わせたりしながらまったりイチャついて…。それからまた散々触れ合って眠った。贅沢な時間だ。
………この際、前日も多少危険を感じていたが、少しエルリに目覚めてしまったのは相手がコイツだからだ。相手がコイツだからだ!!!




最終日。エレンの悪戯で目を覚ます(恒例)
しかしふと気付けばチェックアウトまで1時間を切っていた。慌てて支度を始める俺達(これも恒例…)

良く行くショッピングモールへ移動すると、そこでいつものアイス屋へ。
着々とアイスを平らげて行く俺。絶対食べてみたいと思っているアイス制覇まであと少し!!(笑)
後は少しぶらぶらして話したり、俺の好きな下着屋行ったり服屋にちょっと寄らせて貰ったりした。

これもリアタイに書いたが、下着屋でエレンが凄い気に入る下着を見つけたりして盛り上がる。
他にもエレンが「兵長これ似合いますよ!!興奮します!!」とかいうものをいくつか提案されて検討したりする(笑)

そして俺が良く行く服屋へ行ってから、ふと珍しくエレンがその店で『欲しい』という服を見つけた。
俺とエレンの趣味は微妙に違うんで、俺の好きなその店でエレンが服を欲しがるとは珍しいな、と思いながらも当ててやると可愛らしい。色違いのもので「俺ならこっちの色だな。…揃いで買うか?(笑)」なんて半ば本気で言っていたら、エレンからこんな言葉が。


「俺、兵長のいつも着てる服とか好きです。でも自分が着るってなると良くわからなくて…。…良かったら、今度俺の服とか一緒に選んでくれませんか?」


……………………これは……つまり……『俺を兵長色に染めて下さい発言』だよな?『兵長色に染まりたい発言』だよな?間違いねえな?

………こんなクソかわワンコ攻め野郎可愛過ぎて震える…。チクショウ今度の誕生日には片っ端から服買って来て着せてやろうかこの野郎……。うっかりトゥンクしちまったじゃねえか……(ガクガク)

ったく…エレンは毎回あざとくて心臓が保たねえな…。可愛過ぎて○○してやりたくなった…。ふう…危ねえ危ねえ…。


夜は鶏肉の専門店でちまちま食いながら、帰る時間まで名残を惜しんだ。
初めて入ったんだが、なかなか美味かった。量的にもエレンに丁度良いかもしんねえ。機会があったらまた行こうと思う。



タイムリミットになると、俺はエレンを最寄りの駅まで送って行った。
別れ際、いつものように俺に「兵長、大好き」と言って行くエレン。
……俺は外でそんな言葉返したり出来ねえから(室内にいてもなかなか難しいが)、同じ気持ち……いや、それ以上だと伝えたくて、エレンの手を少しだけ強く握る。

口に出して言えねえが…きっと俺の方がお前よりもずっとずっとお前を好きだと…。傍にいねえ時も、傍にいる時も…お前の事を想っていると…。好きで好きで仕方がねえと、………ただその手を握る熱だけで伝わるハズもねえかもしれねえが。



次に会えるのは、俺の病院へ行く時だ。定期検診に行く俺に、「オレは兵長の旦那ですから!」と言って毎回エレンは着いて来てくれる。(そして診察の後に毎回大丈夫だったかと聞いて来るワンコの優しさ…)

また早く、お前に会いたい。世界で一番愛してる、……俺のエレン。

2014/08/25 15:43
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