「いいかポボス、落ち着いて聞くんだぞ?父さんに聞いたんだが、俺達に弟か妹が出来るらしいぞ!」
「ホントっ!?ホントにっ!?」
「お兄ちゃんが嘘吐くと思うか?」
「思わない!だから兄ちゃん大好きだ!」
「よし、それでこそ我が弟だ!俺も大好きだぞ!で、今アポロン神が母さんを診察中だってさ。ところでポボス、お前は男の子と女の子どっちだと思う?や、どっちだって父さんと母さんの子である以上、超絶美人だけどな!」
「絶対そうだよ!男の子だったら父さんみたいに鋭い目がカッコイイし、女の子だったら母さんみたいにふわふわの髪が綺麗…や、妹だから『可愛い』か!」
「おう当然だ!そうだなぁ…もし弟だったら皆で狩りに行きたいなぁ。戦争でもいいや。んで、遊ぶ。誰が一番早く仕留められるかとか競いたいしな。あと逆上がりも教えてやらないと。ポボスなんて未だに出来ねぇし」
「も、もう少しで出来るようになるもん!」
「はいはい、わかってるよ」
「ならいいけど。んじゃそうだなぁ…もし妹だったら、母さんがしてくれるみたいに毎朝抱きしめてちゅーしてあげるだろ?あと、俺が守ってあげるんだ!」
「や、お前が俺に守られてんじゃん」
「〜〜!!あれは!」
「ばぁーか、嘘だよ。兄ちゃんの特権だもんな、下の子守んのはさ。お前も兄ちゃんになるんだから、弟であれ妹であれ守ってやれよ?」
「当たり前だ!でも、でもさ兄ちゃん」
「何だよ?」
「弟でも妹でもどっちでもいいよな!」
「それこそ当たり前だろ?あーあ、早く会いてぇなぁ…!」
はろー、まいでぃあ
(ポボス、デイモス聞け!!赤ちゃんはなんと!母さんと父さんに似て超絶美人になることうけあいの目茶苦茶可愛い女の子だってよ!)
((いもうとだーーっっ!!))
2010/06/05