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「いけルーク!受けろ雷撃!襲爪雷斬!!」
「FOFばっかだな」
「楽しいんだからしかたない!!」
「まさかテメーこれするために封印しなかったのかよ!?」
「当たり前だ」
ギアッチョがぷよぷよを終えたので二人でテイルズオブジアビスなう!
ただいま例の属性中級譜術を無詠唱でバンバン出してくる彼(?)のところです。
あ、言っておくと彼は機械のようなものです。というか機械。
そいつの攻略法はダンジョンの中に属性を封じる仕掛けがあるから、それを作動させて、一つの属性を残して封印。そして残りの一つの属性の耐性がある装備をつけて、っていうのがまあ一般的な攻略法なんだけど。
私はどちらかというとそのまま強行突破し、アビス特有の戦闘システムであるFOF変化技という……まあめちゃくちゃカッコいい技をバンバン出すというわけだ。
いや、別にここまで説明する必要は全くなかったよ。
なんて言っているうちに倒しましたよ!グレードがすばらしい。
「おーいおまえら任務だからそれ終わったらリゾットのとこ行けよ」
「う そ だ ろ ?」
ホルマジオから死刑宣告。……仕方ない、アビスはまた帰ってからやろうそうしよう。
PS2の電源を切り、ギアッチョと共にリビングを出る。イルーゾォの憂鬱とか出せば売れるかな。
「リーダー来たよ」
「入れ」
「おっじゃまーします」
「帰れ」
ひどい。ギアッチョにチョップされて耳を引っ張られそのまま中に入る。
「今回はおまえたち二人で任務だ。ターゲットは資産家の息子で明後日に飛行機で国外にいくそうだから、その前に暗殺しろということだ」
任務のあらかたの概要を聞き終えて二人で出発。ターミナルまではホルマジオが車で贈ってくれるそうだ。
それにしてもリーダーってば人使い荒いな!?
私新入り!そして連日の任務!やっとゆっくりできるとか思ったらこれだよ!
まあ言っても仕方ない。貧乏暗チだから仕方ない。
でもなんで貧乏なのにギアッチョはあんだけゲーム持ってるんだ?
「じゃ、気をつけて行っておいで」
「はい姉さん!」
「ははは。兄さんにしろ?」
「ごめんなさい」
ジェラートに暗黒微笑()をいただいてソルベに頭撫でられたり。
顔を真っ赤にして「ばっ!さ、触ってんじゃねェよこのクソがァッ!」って怒ってるギアッチョがかわいかったです。それをさらりと受け流すソルベまじソルベ。
兄貴はついさっき出かけたみたいだ。残念。
「いってきまーす!」
「いってらっしゃい」
ギアッチョの腕を引いていざ行かん!
「嵐が去った……」
「言ってやるな、リゾット」
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