人生イージーモード | ナノ



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「で、ここで青を消すと……」
「お!3連鎖だ!」
「……なるほど」

ギアッチョとぷよぷよで対戦してたらなぜか講座を開くことになってしまいました。
しかしホルマジオとリーダーは飲み込みが早い。さすがに命かけて殺ししてる人たちは頭の回転が違うね!
ちなみに前世の友達には階段積みができない子がいました。何度教えても理解してくれなくて……。せめて2連鎖は階段でできるようにしようよ……。
なぜか挟み込みではできました。あれかな?私が挟み込み多様のプレイヤーだったからかな。
ちなみにアジトにテレビはひとつしかないので、Wii版20thのぷよぷよ!!でリーダーとホルマジオに教えている。
ギアッチョはPSPを手にうんうんうなっています。鶴亀に挑戦するようです。

「ただいまー……って、何やってんだ」
「ぷよぷよだよ、見ればわかんだろ」
「そりゃあわかるけどよォ、なんでリゾットたちまでやってんだって……」
「おかえりぷよシュート!!」
「ブッ」
「いっけね素で間違えた」

尊敬する人の名前を素で間違える系女子(いや男子?)のイルーゾォですごめんなさい。
噴出した兄貴は見なかったことにする。彼の面子のために。いや、素敵な表情でしたよ。

「プロシュートもする?」
「あー、いや、オレは見てるだけでいいわ」
「そう?」
「そうそう、こいつギアッチョに勝ったんだぜ」
「すげーな」
「ウルセェーンだよッ!!クソクソッどいつもこいつも……ッ!!」

……うん。楽しい。眺めてるだけで楽しいとかもうマジ国宝だね暗チは。
至って普通なホルマジオにどんな表情も麗しい兄貴に怒鳴り散らしながらもぷよを組む手は休めないギアッチョ。そして、黙々とぷよを積み続けるリーダー。
リーダーどうした。

「あ、7連鎖」
「リーダー飲み込み早すぎて怖いです」

リーダーが初級者もびっくりなスピードで7連鎖を会得しました。恐るべしリーダー。
それからまたギアッチョと対戦。「ありえねえ人間技じゃねえ……」と言う兄貴は呆然としたお顔まで素敵なんですね。
ホルマジオとリーダーが一騎打ちしたり……もちろん7連鎖を会得したリーダーの圧勝でした。ホルマジオ乙。
兄貴とはいい勝負でした。
それからというもの、暗殺チームでは月に一度のぷよぷよ大会が開催されることになるのはまた別の話だ。


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