人生イージーモード | ナノ



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※ゲームは時代に関係なく発売している設定です。ぷよぷよ用語多いです。少しばかりマニアックですが、「楽しくおしゃべりしてるなあ」程度に思っていただければ……。



あれから2時間ほどかけてアジトに到着。長かった…!
とりあえずリーダーに報告だ。ページ数的にはお久しぶりってそんなメタ発言しちゃいけません!

「ただいまリーダー!」
「ああ、おかえり。怪我はしてないか?」
「大丈夫だよ」
「そうか。それは何よりだ。さて、任務の報告なんだが……」

久しぶり(1日)のリーダーでテンションがあがりますな!お話したいなうずうず。
けれどリーダーはささっと報告を聞くと仕事だといって部屋に引っ込んでしまった。しょぼん。
仕方なしにリビング(らしきところ)に戻る。と、ギアッチョがテレビを占拠してゲームをしていた。

「あ、ぷよぷよ」
「!」

よく見知った画面でつい声が漏れると大きく反応したギアッチョ。でも視線は画面から外さない。なんかうずうずしてるよそんなに私の発言が気になったのかな。
ソファに座るホルマジオに近寄る。

「すげーだろ。コイツ暇さえあればいつもこんなんだぜ。よく飽きねーよな」
「いや、わかるよ。おれもゲーマーだもん」
「!」

あ、また反応した。そんなに気になるのかな?
さて、画面の左側、ギアッチョのフィールドを見る。これは……ペルシャかな?
キャラクターはアルル。ちなみにソフトは20周年。Wii版ですね。
ルールはフィールドの背景からしてぷよ通かな?

「しっかし何を考えりゃこんなにうまくやんのかね?」

ギアッチョが発火した。7連鎖、8連鎖……11連鎖だ。相手はギアッチョの連鎖が終わる前に自身の連鎖を伸ばそうとするが間に合わず。ギアッチョの11連鎖が相手を襲う。
やった!の文字と共にアルルが勝利ポーズを決める。なかなかいい勝負だったと思う。
対戦相手を探す画面に戻り、ギアッチョがこちらを向く。

「……おまえぷよぷよやんの?」
「うん。おれ超強いよ」
「まじか。よし勝負しやがれ」

ギアッチョのテンションが迷子っぽい。いや、そもそも私は普段のギアッチョを全く知らないのだからテンションが迷子だとかわからないじゃないか。
目の前のものが全てさ、アリストテレス。

ギアッチョと対戦することに。ソフトは私がフィーバーをしたい気分だったのでフィーバーに。2じゃないよ!
ところで2といえば「紅き叫びの波動!」はマジ神曲。あれは落ち物パズルの曲じゃない。

「はあ!?鶴亀!?おかしいだろおまえ!パッと見9連鎖くらいしかなかったじゃねえか!!何12連鎖確定ボイス出してんだよ!!は!?15連鎖!?」
「まだまだ凝視が甘いようだなギアッチョ!!」
「テメーの頭がおかしいんだよッ!!つーかクルークとか馬鹿高ェレートのキャラ使ってんじゃねェーよ!!」
「その分組みにくいんだから別に良いだろ!!」
「こっちはアルルだからツモ数で負けんだよ…ッ!クソクソ!!おまえ次子連れな!」
「こっ!?子連れでも勝ちますしおすし…!?」

それからしばらくギアッチョと楽しくぷよぷよして遊びました。

「お疲れさん」
「ああ、ありがとう」
「あいつら何語しゃべってんだろうな」
「……そうだな」
「まあギアッチョのゲーム相手ができてよかったじゃねーか」
「……そうだな」
「あーハラへった」
「……そうだな」


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