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……じゃない、こっちに引き込むんだから突撃じゃない。
なんてまあどうでもいいんですが、はい。とりあえず連絡されちゃたまんないから無線機持った警備員さんから引き込みましょう。
鏡set!
「なっなんだ!」
「なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け……!?」
はっ!思わず!
「くっ不覚!恨みはないが死んでくれ!」
「理不尽だ!」
「メメタァ!」
無線機を持った男をマンミラさんでメメタァ。
顔が歪んでしまったようだ。ごめんなさい。
それにしても反射って怖い。思わずあのセリフを言ってしまった。
「いったい何が……!?」
「わすれてた。スタンド使いも引き込む!マン・イン・ザ・ミラー!」
「うわあああッ!」
勝ったッ!警備員乙ッ!
……スタンド使いに対してもこれだからこの能力マジチートね。
面白くない……。でも有利であるに越したことはないんだからこれでいいのだ。
急いで他も潰して回ろう。
「掃討完了しました」
厨二病か。
さて、そんなわけで全て片付きました。はやすぎないか?おもしろくない?そんなこと言ったってマンミラちゃんがチートすぎるのが悪いんです。
あと暗チのスタンドって全体的に高性能ですよね。メタリカちゃんとかホワイトさんとかベイビィちゃんとか。ビーチボーイもベネ。
そもそも暗チほどの能力を持っていながらなぜことごとくブチャラティチームに負けるのかと言いたい訳でして。……主人公補正ですか。世知辛い。
……さて、兄貴のところに行こう。替え玉の男も忘れず連れていきますよ。
鏡の中からいざ出陣。
さすがにグレフルさんの餌食にはなりたくない。しわしわ反対。
中はとても広かった。あれ、これどうやって兄貴探そう。
中の状況がまだよくわからないから迂闊に出て行けないし……。兄貴から何か合図ないかな。
……そういや終わったら兄貴が鏡を地面に置いておいてくれるんだった。もうイルーゾォったらうっかりさん!やめて石投げないでごめんなさい!
鏡発見しました。兄貴とコンタクトをとりたいと思います。
「プロシュート」
「おう、終わったか」
「うん。そっちも終わったんだね」
「ついさっきな」
死屍累々。ひどい光景だ。じいさんばあさんがあふれている。
やっぱり複雑な気分になります。今さっきまでサクサクコロ助してた私が言えたことじゃないけど。
「よくやったなイルーゾォ。とりあえず帰るか」
「うん。はいこれ」
兄貴に頭を撫でられる。兄貴にはよく頭を撫でられます。だからおまえは兄貴なんだよッ!意味不明ですほんとうにありがとうございました。
鏡の中から男を引っ張り出して兄貴に渡す。男の服もきちんとドレスコードに調えておいた。
「よし。おまえは鏡の中に入ってろ」
「はーい」
さすがにグレフルさんの餌食には以下略。
それから兄貴が男を老化させてパートナー(元)のところに置いてきた。ターゲットがちゃんと死んでいるかも確認した。
お疲れ様と兄貴から労わりの言葉をもらって私も返す。
こんなところかな。とりあえず早く帰りたい。
私たちはバレないように鏡の中から会場を後にした。
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