リチャード「やあ、フェルマー」

フェルマー「おはようございます、陛下」

リチャード「今日も君は美しいね……立ち姿を見ているだけで思わず溜息が漏れてしまうよ」

フェルマー(また始まった……)

リチャード「君のその煌めく真紅の瞳に、僕だけを閉じ込めて欲しいと願ってしまう……」

フェルマー(ドMかな……)

リチャード「さあフェルマー、僕からの愛の証だ。受け取ってくれ」

フェルマー「あの陛下……困ります」

リチャード「何を言う、これが僕の正直な気持ちだ。もっとも、たとえこれが稀少な宝石をあしらった指輪だとしても、こんなものでは僕の想いは伝えきれないがね」

フェルマー「俺は男です。考え直しましょう、陛下」

リチャード「わかっているさ、君がどれほど尊い存在であるかということくらい!君という世界で最も稀少で美しい宝石に出会えた奇跡を前にして、もはや性別など些細なことだ!」

フェルマー「ええ……あ、いえ、その……」

アスベル「待てリチャード!!いくらおまえでも師匠を困らせることは許さない!」

フェルマー(よく来た愛弟子……!)

リチャード「困らせてなどいないさ、アスベル。この指輪は僕とフェルマーがずっと一緒にいるためのものだからね。受け取ってもらわなければならないんだ」

アスベル「……そ、そうだったのか!」

フェルマー「もうダメだこいつら」



×毎朝
(G本編リチャード加入時期)