小ネタ | ナノ


0610 00:40

※CLOCK ZERO〜終焉の一秒〜の多大なネタバレ、捏造を含みます。
プレイ済み、または大丈夫だ、という方のみお進みください。

レイン成り代わり、というかレイン転生のような感じになっています。
撫子ちゃんはキングルートで幸せになりましたとさ。
CZ→復活で男主です。







馬鹿馬鹿しくて愚かしくて、罪深くて。
どう頑張っても好きになんてなれるはずがないけれど、それでも神に抗い今を生きる人間はちっぽけで傲慢で。
綺麗、なのかもしれない。

最近はそんなことを思うようになった。
あの日、あの炎の中で焼け死んだはずのボクに「かみさま」がくれたもの。
それは可愛い最愛の妹でもなく、ボクがカエルに閉じ込めた親友でもなく、唯一の例外である彼の愛しい頭脳でもなければ、そのちっぽけな存在で世界を狂わせた彼女でもない。

(――といっても、あの世界を狂わせた根源は紛れもなくボクなんですけどねー)

意図せず、自嘲気な笑みが零れ落ちる。
あの世界はボクという小さな部品によって狂わされた。
ボクという歯車が噛み合わなくなったせいで、壊された。

元々あの世界のことなどどうでもよかった。それは本当だ。
今でもそう思うし、正直言ってあの世界にはうんざりしていた。本当に、馬鹿馬鹿しい。
けれどあの生ぬるい環境が楽しかったのも本当で、そこに確かな温かさを感じたのも本当。


そして、ボクは彼女に向き合うことの強さを教わった。
実行できるかは、別だけど。


きっと、もう大切なひとを誰かに重ねることはない。
馬鹿なのに鋭かった親友にも頼らない。

神に最も近い位置にいながらも、あるいは神になることさえ許されながらも結局はただの人間だった彼。
意地っ張りで可愛げがなくて、そんなところに好感が持てた誰よりも強くて脆い、最も人間らしい彼女。
もう、君たちの邪魔をすることもない。

愛しい何かを持つことに恐れず、しっかりと自分の足で立っていける。
簡単には変われないけれど、自分のペースでゆっくりと。

やっぱり、【確率】で回る世界は好きになれないけど。


だいきらいな、いたずら好きの「かみさま」がくれたもの。
ボクにとっては最も重い罰で、それでも少しうれしいプレゼント。

次の世界では、少しは前向きにいられるだろうか。


(さようなら。馬鹿馬鹿しかったけれど妙に生温くて心地良くもあった、醜く愚かしい世界)









レイン=リンドバーグ
弱冠15歳にして生命工学やその他さまざまな科学技術の最先端を担う天才少年。
アメリカ人で、並盛中学校に通っている。
容姿は原作のまま。イメージできない方はCLOCK ZEROの公式HPまでどうぞ。
奇抜な髪型や赤い目などは雲雀を言いくるめたことでそのまま。
制服の上から白衣を纏っていて、ピンクの長い聴診器を首に下げている。
左手には常に慣れ親しんだカエルのパペットをつけている。
カエルには人口知能は搭載されていない。
学校一の変人といわれているとかいないとか。
家族構成は母と父。妹はいなく、失わずに済むことに安堵しながらも少し寂しく思っている。
現在は並盛町に一人暮らし。
ボンゴレ9代目とも面識があり、ボンゴレには属していないものの、極秘に研究を手伝ったこともある。
最近リボーンがツナのところにやってきたせいで、いろんなことに巻き込まれている模様。
ツナのことは気に入っている様子。
どこまでも優しくて、たとえどんな悪人でも傷つけることを戸惑うツナを鷹斗と少し似ていると思う。
雲雀とは茶飲み仲間で書類整理に借り出される。
教えるのが上手でよくクラスメイトなどに勉強を教えることがある。面倒見がいい。

10年後にはおそらくボンゴレで科学者兼技術者をしている。
未来編では敵を騙すには味方から戦法でミルフィオーレにいる。
「ボクこう見えて本心を隠すの上手いんですよー?」とか平気で言ってる。
一応ホワイトスペルの技術部所属。
白蘭に最高責任者になってと頼まれたけど、周りがうるさいから断った。
実質的には技術部をまとめている。

死ぬ気の炎は獄寺のように複数の属性を持っている。
一番強いのは雨で、次点に霧、雲、嵐とある。
戦闘は苦手な部類で、どうしても戦わなければならない場合以外は大抵雨と霧の効果で逃げる。
匣兵器はrana di pioggia(ラナ・ディ・ピオッジャ)。雨蛙。
大きさを自在に変え、長い手足で対象を拘束し、炎を鎮め無効化する。
他の属性の炎を一緒に注ぐことで、その属性の特徴も得られる。
雲→蛙の数が増える。
嵐→捕らえた対象を分解していく。
苦手な部類だけど、まあ強い。


たぶんきっと、ツナたちと過ごしていくうちに世界とか「かみさま」とか本当にどうでもよくなって、毎日楽しく過ごしてるんじゃないかな。



みんなのことくん付けで呼ぶよ^ω^
恭弥くんとか綱吉くんとか隼人くんとかスペルビくんとか。
そしていつも思うが復活は混合させやすい

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