18禁(表) | ナノ




襲う衝動 6


そして、


「っんっくぁ…っ!や、やあぁ…っ」


ぢゅるる、と勢い良く吸い付いた。
次いで熟れた軸へねっとりと舌を絡める。

ムツが好きな裏側に丹念に唾液を擦り付け、食み、指で揉みこんでいけば、哀れなムツは簡単にリードの手の内へ落ちてくれるのだ。

汗だくの喉をぴんと晒して、腕で目を覆いながらムツは擦れた喘ぎ声を響かせた。
爪先が快楽で天を向いてしまっている。

リードは最後の一押しとばかりに、ムツの根元を掴むと力強く揺さ振った。


「はあっ…はあ、っあぅ、んあっ、んやあぁあっ、あああっ…!!」


がくがく、と。
ムツの全身が仰け反り、その瞬間熱いほとばしりがリードの口内で弾けていた。
青臭い粘液をゆっくり飲み込んで、リードは恍惚としたムツの顔を覗き込む。


「…良かったですか?」


訊ねれば、力の抜けたムツはこくこくと数回頷いた。
そんな彼に満足そうに笑い、リードは頬をくすぐるように愛撫した。


「イけないって、泣いてたましたものね。ムツ君、可愛かったですよ」

「っ…いつから、いたんだよ…。酷いじゃないか、黙って見ていたなんて」


触れられたくない話題から逃げるように、ムツが怒り顔でリードをにらむ。
が、リードは悪怯れずに肩を竦めてムツを見下ろした。


「だってムツ君が自慰をしているところなんて、滅多に見られるものじゃないですからね」

「なっ…」

「ねえ、それよりムツ君」


急に妖艶な色を瞳に灯し、リードは見せ付けるように舌なめずりをした。
そして左手を翻すと、辺りに飛び散って冷えてしまったムツの白濁を、優雅に掬い取る。


「…ムツ君があれくらいで満足するなんて無いですよねえ」

「え、…っあ、うあっ」

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