18禁(表) | ナノ




青い感情 1


抑えきれぬ衝動



「あのね、リードくん。今度の連休ずっと一緒に過ごそうって言ってたけど…、家族と温泉に行くことになって…」


そういって、ムツはごめんね…ととても申し訳なさそうに謝った。



「いいえ、ご家族水入らずで行ってらしてください。」


「ありがとう、リードくん。それで…代わりといっちゃ、何なんだけど…」



これ、とムツから差し出されたもの、それは…。



「『リードくんの言うことを今日、1日何でも聞く券』?」



……何だかすばらしい券をリードはムツから頂いてしまったのであった。








「…で、なんでこんな格好させるのかな…」


「よく似合ってますよ、ムツくん」



メイド服を着たムツは、あきれたようにリードをみた。



「リードくん、」


「ご主人様ですよ、ムツくん」


「なっ!!」


あと基本敬語でお願いします、と付け加えられ、変態!とムツは言い掛けて止めた。

なんせ、自分から言うことを聞くと言ってしまったのだから、しょうがない。



「では…ご主人様にご奉仕してください、メイドさん?」


「は、はい…ご、ご主人様…」

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