抑えきれぬ衝動 3
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──ガラガラッ
教室のドアが閉められ、ムツとリードは廊下に出た。
ムツはくたりとなり、色々な衝撃で気絶してしまったようだ。
リードはバイブのスイッチを切ると、ムツをお姫様抱っこし、保健室へと向かったのだった。
リードは保健室の前まで来ると、ドアに掛かっていた『今居ません』と書いてあるホワイトボードに『立ち入り禁止』と書き加えた。
そして、ポケットから鍵を取り出し、ドアをあけ中に入った。
「……」
カツカツ、と靴音だけ立て中に入り、振り返ってドアを閉め鍵をかけた。
ドサッ、とムツをベッドの上に下ろす。
「…起きて下さい」
ペチペチと軽く頬をたたくと、ムツは重い瞼を開いた。
「リード…くん……ここは?」
状況が全く掴めないムツは、リードに尋ねた。
「保健室ですムツ君。今から楽しいコトして遊びましょうね」
「…えっ」
そうリードに言われ、我に戻ったムツは、今まで教室で起こった出来事を思い出し羞恥心と、いま言われた言葉に対しての恐怖がこみ上げてきた。
「なに……するのっ」
ムツがおびえて問うと、リードはニヤリと笑いムツにキスをした。← | →
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