18禁(表) | ナノ




欲望ロマンス 15


熱のこもった低い声に呼ばれ、ぼんやりと定まらない視線をブースターに移すと途端に深く強引なキスが降り注ぎ、グレイシアは思わず甘い吐息を漏らした。

法悦の余韻に浸り、トクトクと小刻みに脈打っていた心臓は再び急速に鼓動を速め、全身を発熱させていく。


「んっ、んん…っ!」


絡み合う舌のように緩やかに心が溶きほぐされ、頭から足の先まで喜悦に満ち満ちていく。
いつになくがむしゃらに甘えるようにキスをするブースターにグレイシアは戸惑いながらも愛しさを込み上げ、必死に舌を動かし彼の熱情に応える。


「ん…っ、ブースター…っ」


名残惜しくゆっくりと離れる唇の代わりに濡れた視線が重なり合う。
獣のような鋭い眼光を内に秘めたブースターの瞳に捕らえられ、グレイシアは無意識に息を呑み込んだ。


「グレイシア…、このまま挿れていい?」

「へ…。へっ?えっ…!」


囁かれた言葉を聞き入れるよりも先にトロトロに濡れそぼった柔肉に熱く固いものが押し当てられる感覚が走り、グレイシアはギクリと体を強ばらせた。


「ちょっ待って!もう少し落ち着いてか…っら…あ、あっ…!」


静止の訴えなど構わず、ブースターはいきり立つ己の凶器を一息にグレイシアの中へと突き刺した。
瞬く間に理性を崩す欲情の波が湧き起こり、不意打ちを食らったグレイシアは喉を仰け反らせて甲高い悲鳴を上げる。


「あぁあっ!やっ…、あ、ついっ!熱いよぉ…っ!」


先ほどまで冷たいアイスに弄ばれていた膣内はブースターの体温を必要以上に過敏に感じ取り、膨大な刺激を全身へと送り込む。
焼けるような熱とうねる肉壁を押し広げる圧迫感に襲われ、グレイシアは快感に背を震わせながら畳をかきむしる。



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