欲望ロマンス 12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「や…ぁッ!ダメ、窓っ、閉めて…!お願いぃっ…!」
「こんなところで中断できるわけねーだろ」
「だって…っ、声、我慢できな…っぁ、あっ、んうぅぅっ!ダ、メ…ッ、イっちゃ…あッ、あ!ふぁ…っあァあああーーっ!!」
下半身の中心で荒れ狂っていた強欲がブースターの指に導かれ、荒く弾けた。
稲妻のような快感に打ち付けられ、グレイシアの頭の中が真っ白になる。
冷却されて極限まで鋭敏になった性感帯に響く衝撃はあまりにも獰猛なものだった。
快楽の頂点を迎えてもなお、荒々しい法悦の波に襲われ、グレイシアは途切れ途切れの嬌声を漏らしながら全身をガクガクと震わせる。
「ずいぶん派手にイッたな」
「…ぁ…っはあ、はあッ、ん…っ、ぁ、あ…っ」
頭の奥が痺れて何も言い返す言葉が浮かばず、ただただ熱い視線を上げるグレイシアに、ブースターは加虐心をまとう低音でそっと囁く。
「残り半分、こっちの口でたっぷり味わえよ」
「…や…っ、ぁ…!」
やだ、もうそんなのムリだよ…!
グレイシアは心の中でそう叫んだが、快楽に陶酔した体は脱力しきり、言葉を発することすらもままならなかった。
代わりに戸惑いを表すようにして膣壁がビクビクとうねりブースターの指を圧迫する。
しかしその動きはさらなる境地を欲しているようでもあった。
「あ…、ぁっ!」
クチュリと卑猥な音を弾かせ、絡み付く粘膜を2本の指が強引に掻き分ける。
そしてブースターはそのヒクつく入り口へ、だいぶ緩くなったアイスを慎重に侵入させていった。
「ひあ…っ!あっ、あ、ぁ…ッ!」
とろけた意識が叩き起こされるような強烈な冷気が体中に駆け抜ける。
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