欲望ロマンス 8
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しかしその繊細な恍惚感を裂くようにして、右胸の周辺を曖昧に滑っていたアイスが白く濡れた突起に帰り着いた。
「やっ、やあぁあっ…!!」
なまめかしい吐息が悲鳴に変わる。
アイスがそこをつつくだけには留まらず、グリグリと沈み込み始めたのだ。
一気に染み入る冷気がグレイシアの感度を高め、えぐるような乱暴な刺激が胸の内に快感を叩き込む。
舌とアイスという全く正反対の感覚に同時に責められ、グレイシアの体はなすすべなく狂わされていく。
「んあっ!あっ、んぅう…っ!ダ、メ…ッ、あっ、あぅっ!」
アイスを持つブースターの手を掴み引き離そうとするも、思うように力が入らない。
全身まで響き渡る快感の痺れにグレイシアは腰をくねらせ悶えることしかできなかった。
「あっ、ん、んぅっ!…っは、ぁッ、あぁ!」
息を荒げるグレイシアをもっと快楽に溺れさせようと、ブースターは舌で突起を激しく転がし、甘く歯を立てコリコリと細かく弄ぶ。
めくるめく悦楽に襲われ、グレイシアの下腹部が解放を求めて熱い脈動を始める。
どうしようもなく中心が疼いてグレイシアはもじもじと太ももを身じろがせた。
「っあ…!んっ、ん…!」
その内なる要求を察したのか、胸の先から唇が離れ、ブースターの視線が下半身へと降りた。
そして突起を押しつぶしていたアイスの圧力が弱まり、柔らかな山を降りて緩やかに肋骨へたどっていく。
「ふ、ぅ…っ!ブースター…っ、もう、アイスはいいよ…っ」
下へ下へと滑っていくアイスの行き着く先を嫌でも予知したグレイシアは切迫した声をブースターに投げかける。
しかし、この行為を心から楽しみ熱中しているブースターがそんな言葉を聞き入れるはずがなかった。
← | →
[
TOP ]