欲望ロマンス 4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブースターを振り下ろそうと身じろいだのも束の間、薄いキャミソールを一息に胸の上までまくり上げられ、剥き出しになった乳房に暑さにだらけたアイスを押し当てられた。
熱気に包まれ汗ばむ肌に冷たさが針のように突き刺さり、グレイシアの体がひときわ大きく跳ね上がる。
「ぁ、あっ!や…っあ!」
胸の膨らみを円を描くように移動していくアイス。
全神経が張り詰める刺激をもたらし、そして体温によってとろけ、重力に従ってなだらかな斜面を伝い落ちていく。
「んっ、く…ぅ、うっ」
溶けてもまだ冷気を残す雫がこぼれるたび、乳房の内側で小さな刺激の針が暴れ、グレイシアの中の性感をつつく。
抵抗する力を奪われたグレイシアは体を小刻みに震わせ、強情に歯を食いしばり、渦巻く貪欲を押し殺す。
快感を素直に表さないグレイシアを心から楽しそうに眺め、ブースターは乳房を卑猥に濡らす乳白色の水滴を熱い舌先でペロリと舐め取った。
「ひぁあっ!」
突然の皮膚が焼けるような熱に、グレイシアは驚きや戸惑い…そして歓喜の入り混じった悲鳴を上げる。
「なんって食べ方してんの…っ、変態!」
「お前だってこんなことされて乳首ビンビンに勃たせてんじゃん」
「…っ!!違…っ、冷たいから勝手に立っちゃうんだよっ!」
「ふーん?」
「ぁあっ!!」
ふとアイスが離れたかと思うと、胸の頭頂部に脳まで痺れる凄冷が走った。
ブースターの言うとおり固く尖ったそこはアイスを当てられ更に身を縮こまらせる。
性感を密集させた薄桃の実は刺激を過敏に受け取り、体中に電流と棘の入り混じった感覚を送り込む。
息も止まるほどの鋭い衝撃に襲われ、グレイシアは耐えるようにして畳の目をガリッと掻いた。
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