愛するネズミたち 12
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・波はそこまで来ている。
そう感じると、次の瞬間には赤い光なんてものは気にならなくなっていた。
「あっああぁっダメっもうダメぇっ」
「オレも…っ」
感覚が狭まり、キュウッと下腹部に力が入る。
「あっあぁぁっ」
皺くちゃになったパジャマに吐き出した白い液体が散らばる。
寸止めを食らったせいかいつもより長い間、吐精は続く。
おそらく、まだ後口で蠢くモノのせいでもあるだろう。
「ぁ……んっ、んっ」
暫くしてライチュウが中で達した。
精を吐き出した肉棒が痙攣しているのを感じながら、デジカメに視線を移す。
だが、先程みた光は既に消えていた。
(気のせい、かな…)
ピカチュウが気を失ったことを確認したライチュウはピカチュウにパジャマを被せ、テーブルへと近づく。
行為の途中で置いたカメラを手にすると、停止ボタンを押してタッチパネルに表示される動画を確認した。
初めの方だけ観ると、また停止ボタンを押してメモリーカードを取り出して替えを差し込む。
さっき途中まで撮っていた写真だけをコピーし、新しく替えたそれに保存する。
これで、こっそり撮っていた動画には気付かないだろう。
治まらない頬の緩みを正すことなく、ライチュウはメモリーがいっぱいになったカードをハンガーに掛けていた内ポケットに入れる。
「これでまた一つ増えた…」
愛しい愛しい恋人の、コレクションが。
END.
091224
70000hitフリリク、ライチ様リク
ライチュウ×ピカチュウのBL獣八禁(甘め)
リクエストありがとうございました
タイトルはライチュウくん様より付けていただきました、ありがとうございます!
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