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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロコンちゃんはあたしの濡れた花弁に口をつけ、舌を這わせる。
ちゃぷ…ちゃぷ…ちゅっ…
もちろん、機械の方も責めの手は緩めてはくれなくて、強すぎるなかとそとからの二重の快楽に絡めとられていく。
「やっ!……んっ…んぁっ…なんかッきちゃう!!」
じんじんとした感覚が身体の奥からわき上がってきて、身体が浮いたような感覚。
なにを叫んだのかも分からないような虚無感の後に、濡れた顔に手をやってそれを舐めてロコンちゃんを見て、初めてあたしはイっちゃったんだと分かった。
と、身体に感覚がもどって来たのと同時に、あたしは自分自身の身体も濡れていることに気がついた。
透明で、なんとも言えない匂いのする液体を、ロコンちゃんと同じように掬って、それを本能的に舐めてみる。
…苦い。
でも何でか惹き付けられる。
また舐める。
…やっぱり苦い。
そんなあたしをロコンちゃんは呆然と顔を真っ赤にして見つめていた。
「イブちゃん……」
「……だって大好きなロコンちゃんのだもん…。」
そう言った瞬間、ずいとロコンちゃんの顔がすぐ前に来る。
「わたしも…大好きだよ。」
……そこからは、言葉は要らなかった。
それだけで充分だった。
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