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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「あのね、さっきのノートもなんだけどね、あたしっていっつもロコンちゃんに助けられてばっかりだからさ、あたしのこと迷惑に感じてないか不安…で…。」
するといきなりロコンちゃんは笑いこけて
「はははッ、イブったらおかしいっ!」
「なっ、なによっ!あたしは本気で悩んでたんだよ!!」
するとロコンちゃんはちょっと困ったような顔をするけどまだ許せない。
「ふぅー…ふぅー…。
ごめんね、イブちゃん。でもね、イブちゃんを迷惑になんて感じたことなんてないよ。
イブちゃんとっても可愛いから、なんだって許せるしね。
それにイブちゃんといると楽しいから。
ね、だから機嫌なおしてよ、イブお嬢様。」
「もぉ〜茶化さないでよ…」
ロコンちゃんには口では絶対かないっこないんだもん。
なんだって許してしまうし、そもそも怒る理由も消し去ってしまうから、どう怒っていいかもわからなくなっちゃうし。
やっぱり好きなんだ。
「わかったよ…じゃあキスしてくれたら許してあげる。」
あわわわわ…!!
つい口をついて出ちゃった本音。
自分から言ったのに赤くなる。
キスなんて…普通じゃないもん。
けれども、ロコンちゃんの答えは驚くべきものだった。
「うん、いいよキスくらいなら。」
…に゛ゃ!!!
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