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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「ぷっ!ふふふっ、おっかしー!!全然別人なんだもん。家に入れてくれたときと、薬被って変になっちゃった時と、それから今と!」
「薬…そうかあれのせい…。って、薬は仕方ないよっ」
「他は仕方なくない?」
「…興味が無いことはどうでもいいから、べ、別に君に興味があるとかなんとかどうでもよくなくてとかそのっ……ごめん」
誰がどう見てもまるわかりだ。
「あるんだね、興味。ふふ、別にいいよ。大人になってまでそう大事に取っておくものでもないし、処女なんて。わたしのでよかったらどうぞって感じ。泊めてくれたし」
「…ずいぶん軽いんだね」
「失礼な。あなたが親切なブラッキーだったからこそ抵抗しなかったんだし」
不思議と沸き上がってきたあの快感に酔わされたから、というのもあるけど言わないでおいた。
「もらうものはもらうけどね。泊めてもらったことに初めてを奪ったことを差し引いた分だけね。……私はこの森の端の家でで研究してるエーフィ。言わなかったっけ?」
「研究してるってことは初めて聞いた。仕方ないから持てる分だけ持っていけばいい、それからまた迷って戻ってこられると困るから森の端までは送っていくから」
困るのはいろんな意味で、ということらしい。
「ありがとっ」
「…し、仕方ないから…。」
〜おわり〜
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