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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「う…ううっ?」
ふと、両前脚に強い圧迫を感じて目を開けた。
薄ぼんやりとした視界が広がる。
前を覆っていたのは漆黒だった。
続いておでこのあたりに荒い息づかいを感じた。
「っはぁ…はぁ…んっ」
「!!!……な、なにっ!!」
エーフィをソファーに抑えつけていたのは他でもないブラッキーだった。
「んぐっ……む、ふぅんっ…ふっ!あふっ」
「やめてっ!なにっ?どうなって…」
どうしてこうなっているのかはわからなかったが、抑えられた前足を振り払おうと力を込めてみたけれどブラッキーの力が強すぎてどうにもならなかった。
そして、ブラッキーの様子も何か変だった。
寝る前との”変”とはまた違った、おかしくなったような”変”だった。
文字通り眼の色が違っている、とエーフィが思ったその瞬間にブラッキーの顔が急接近する。
口を塞がれてしまった。
ブラッキーの唇によって。
ああ、わたし今犯されてるんだとエーフィは思った。
しかも女の子に。
「むっ!うぅ〜!」
まるで搾り取ろうとしているかのように荒いキスだった。
上下の唇が交互に、あるいは同時にエーフィの口唇を攻め立てる。
その隙間をぬって呼吸をしようとしたら舌を吸いだされた。
「ふっ!はぁぅひぉ!!むっ…むふぉ!!」
ブラッキーの口内は何かが燃えているように熱かった。
ざらりとしたブラッキーの舌が絡みつき、熱を送り込んでくる。
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