18禁(表) | ナノ




回想回帰 27


「ごちそうさま。」

手を合わせて言うと、うふふとエルフィがくすぐったそうに笑う。





いいって言うのに、エルフィは食器を洗ってくれている。

腰にはエプロン。

何かデジャヴを感じて、彼女の後ろ姿につい見とれてしまう。



「やん、そんなに見つめないでよっ。」


振り返ってふざけたようにエルフィは言うけど、ちょっとうつむいてしまった。
これじゃホントにエロい目で見てたと肯定するみたいじゃんか!!




「ふう、終わったよ〜。」


「ああ、ありがとな。」



「うん♪それでさ、エプロン好きなのは分かったけどね、襲うなら夜だけにしてね?」



一気に顔が赤くなっていくのが自分でも分かる。
「ばっ!!そんなつもりは…」




「ふふっ、冗談だよ♪」




「あのな…」



「私、ここにいてもいいよね?」

突然にエルフィは真顔になって聞いてきた。



「え、あ、うん。いいけど…」


「じゃ、これからもお邪魔になりまーす。」



「お世話の間違いじゃないのか!?」



「細かいことは気にしないのがヴァンくんらしいよ!」


「あのな…。」



「まあまぁ、後でエプロンでヤろうね?」


「な゛っ…だからそんな趣味は…」



「わたしがやりたいの!」


「もう、好きにしてください…。」




これも、夢見ていた一つなんだろうな。

エルフィと一緒にいられる。ずっと。



空白はあったけれでも、もいちどキミと未来を夢見てみたい。



できるよな、きっと。


END.

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