回想回帰 25
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・強く腰を突いたとき、突然電撃のようなものが身体中を駆け巡った。
直後、エルフィの中に熱い液体が満たしていく感触。
それが絶頂だと気が付いたのはしばらく後のことだった。
感覚が戻ってくると、下半身だけでなく、ソファーも湿っているのが分かる。
俺だけでなく、エルフィも絶頂を迎えたようだ。
ぽふ。と疲れたと言うようにエルフィがもたれ掛かってきた。
「とっても…よかったよ…。」
目を閉じる寸前にそう言って、肩に顎を乗せたまま、すぅすぅと寝息をたて始めた。
密着しているからか、エルフィの鼓動は、俺の鼓動に重なって聞こえる。
右胸と左胸、両側から拍動が刻まれるのが分かる。
それは、とても幸せなこと。なんだよな。
そんなことを考えた。
繋がったままで眠るなんて器用なことはできないから、エルフィの頭をそっと押さえて、すっと自分はソファーから立つ。
濡れたタオルで自分を拭いて、エルフィも拭いた。
エルフィの下半身はどうしようかと悩んだけど、一応拭いておいた。
エルフィが目を覚まさないかと少しひやひやしながらだったけれど。
俺も、疲れていたのか、ソファーのすぐ横、カーペットの上で意識を手放した。
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