回想回帰 18
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今まさにわたしはヴァンくんの腕の中にいる。
あの人に抱かれていたとき、必死で隠そうとしていたけど、ホントはヴァンくんが好きだった。
あの人のことももちろん好きだったけど、どうしてもわたしの頭の中からヴァンくんが消えてはくれなかった。
SEXの最中にヴァンくんの名前を何度も漏らしてしまいそうで怖かった。
けどいまはいいんだ。
どれだけその大好きな人の名前を呼んでもいいんだ。
「ヴァンくんっ!あっ…いいよぅ…」
「ここが感じるんだな。」
耳の垂れている方をヴァンくんは甘噛みする。
「ひゃうっ!!あぁっ!!そこっ!!そこがいいの!!」
無意識に身体が快感にびくびくと震える。
「エルフィ…今の君…とってもかわいいよ。」
「あぁっ!!ヴァンくん!好きっ!ヴァンくん!!」
わたしは狂ってしまいたいくらいの夢の中にいて、もう覚めなくてもいいくらいに愛しい人の名前を叫び続けた。← | →
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