18禁(表) | ナノ




純愛さながら 5


「舐めたい」

「へえ、なにを?」

「ルカリオの、乳首、舐めさせて」


情けない声色に、ルカリオはくくっと喉を鳴らす。


「いいよ。やってごらん」


お許しを得たバシャーモは、おずおずとルカリオのシャツの裾を捲り、両端に赤い突起がぽつんと膨れているのをごくりと見下ろす。


「可愛い、ルカリオ」


そっと言って、バシャーモは舌先を突起に伸ばした。
外気に触れ頭を起こしていた乳頭は、生暖かい舌に触れてじんと痺れる。
ルカリオは頬を僅かに色付かせ、無心に舌を這わせるバシャーモに強い語気で言った。


「知ってる」


僅かにバシャーモが笑った気がして、ルカリオは不機嫌に目を閉じた。
バシャーモの舌はゆるゆるとルカリオの身体を這い、今やズボンの下に触れようとしている。
痺れるような感覚を堪えて、ルカリオはバシャーモの頭を叩いた。


「なに、勝手な真似をしてる?」

「……だって」

「だってじゃない。僕がいつ触って良いって言った?」


髪を掴んで引っ張れば、バシャーモは苦し気に眉をひそめた。


「お願いの仕方があったろう?」

「……ルカ、リオの」


バシャーモがもぞもぞと口を動かす。


「ルカリオの……いやらしいところが、舐めたいです」

「さあ、さっさと舐めてよ」


バシャーモの唇が下に触れる。
一番敏感なところを啜られて、ルカリオは強く目を瞑った。


「…っん、ふっ」

「は、あ…おいしいよ、ルカリオ」

「っまえは…本当に、変態だね…っ」



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