はちみつよりも甘く 10
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「…次、僕ね」
抱きしめられ、畳の上に寝かされる。
繋がったまま動かされるのは射精直後の体に過剰なほどの刺激だった。
そこまでの動きだけは優しかったが、ずるりと内部を圧迫してくるミソノの根が抜けていく。
全部は抜けず、ぎりぎりまで引かれると今度はゆっくりと入り込む。
ぴん、と先ほど出したばかりの幹を弾くように触られる。
「出したばっかりなのにねぇ」
ミソノがエロいエロいと呟きながら肉を出し入れする。
コノエはもう何が何やら。
首を振り快楽に耐える。
段々とミソノの動きは早くなり、コノエはその動きに元々追いついてないというのにブッちぎっていってしまいそうだ。
「ぁ、あぁ…!ぁ、みそのさ、んっ!はげし…こわれちゃぁぁっ!」
「…っふ、もちょっと…」
もうちょっとなんだ。
ミソノの激しい動きにコノエの頭はもうくらくらしている。
さっきからもうずっとどうにかなってしまいそうで熱を吐き出して少し収まったはずなのに、再燃したように思考が追いつかない。
呼吸も、感覚も。
どうしていいのかわからない。
「あ、ひあぅんっ!っ、あ、あーっ!ああ、でちゃ…!」
ぐちゃぐちゃと音を立てて突いてくるその動きにもう、追いつけない。
先ほど出したばかりの根はミソノの腹で擦れて震えている。
目前に、火花が散るようなあの感覚が迫っている。
「もぉ…ゆるし、てぇ、あ、あ、あ!!」
「…んっ、コノエ、イくからね」
がくがくと、壊れたように頷くとミソノの根が深いところで素早く動く。
何かにしがみつかなければ、流されてしまう。
自分を捕らえて離さないミソノのその腕にしがみつき、ミソノがひときわ奥を抉ったその時、コノエは背をしならせて目の前に散った火花に飲み込まれた。
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