はちみつよりも甘く 7
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「…う、出そうっなんだけ、どっ!」
ど、の辺りで容赦なく力いっぱい吸い付いてやると喉の奥に届くような勢いで苦くて青いものが吐き出される。
熱い。
無意識だろう、ミソノの腰がゆらりと揺らされる。
出して、と先ほどの自分と同じようにちり紙を差し出されたがコノエは懸命に口に吐き出されたものを飲み下した。
蜂蜜が付いてたって、ちっとも甘くなんか無いし変な味だ。
不味い。
自分の物だって飲みたいと思えない。
ミソノのものだから、辛うじて飲み下せたのだけれども。
「けほ…まず…」
うえ、と舌を出すとそこにミソノの舌が絡まってくる。
その舌の上には蜂蜜が乗っていて青い味を押しのけようとするくらい甘かった。
しばし舌を絡ませあっていると、ミソノの手がまたコノエの下腹に伸びていく。
やわやわと、肉槍を揉むようにしてくるその動きにゆるゆると熱が溜まっていくのがわかる。
ミソノのものも同じように触ってやろうと手を伸ばすとそこはすでに硬く起ち上がっている。
元気な男である。
「…んぅ…んんっ」
コノエの根が完全に起ち上がる前にミソノの手はするりとさらにその下の窪んだ所に伸びる。
少し浮かして、と無言で催促され腰を少しだけ浮かせて唇を離してミソノの肩に頭を押し付けて安定をとる。
コノエの中に指が進入してくる。
どこから出したのか、いつの間に使ったのか、ぬるりとした感覚はオイルか何かを使っているのだろう。
コノエの体が大きく震える。
「は、あぅ、ん…っ」
進入した指は奥のほうにあるコノエのしこりを捉えてそこばかり狙って引っかいてくる。
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