はちみつよりも甘く 6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミソノは何やら座卓に手を伸ばしている。
かしゃりとガラスの音。
蜂蜜入れが器に戻されたところだった。
「コノエ、僕のも」
舐めて、と口に出さずに要求してくる。
前を寛げたところから、ミソノの根が覗いている。
そこの先に先ほどから鼻を馬鹿にしそうなほど甘い匂いを振りまく蜂蜜がかかっている。
一瞬噛み付いてやろうかとも思ったが、グロテスクなだけのそれは全く持って不味そうだ。
蜂蜜だけなら甘いだけで済む。
大人しく従順にミソノの根にかけられた先端の蜂蜜を舌先で広げるようにして舐め上げる。
ふるりとミソノが震えたのが判る。
「…うぁ、これ、きもちーね」
でも、べたべたになります。
先端から口を滑らせ幹に舌を這わす。
とろりと根の先に蜂蜜が追加される。
かしゃんと蜂蜜入れが置かれる音を聞きながら、再度がぷりと根を先端から飲み込むように咥え込む。
蜂蜜が、甘い。
その甘い蜂蜜と戦うようにミソノの根から出る苦い液が存在を主張し始める。
もう、コノエもミソノもあっちこっちどろどろのべたべただ。
あとの掃除は絶対にミソノにやらせると決めてコノエはミソノの根を強く吸う。
「っ、もう、入れていい?」
「ふはっ、ダメです…まだ、はちみつ付いてる…」
でもそれ以上されると出そうなんだけどー、と口の中でもごもご言うミソノを無視して持てる技術を駆使してコノエはミソノの根を責めたおす。
先端から舐めて吸い上げて、幹の部分を擦って根元の柔らかいところをやわやわと揉む。
ちら、と伺ってみれば何やら顔を赤くしてそっぽ向いて耐えるようにしている。
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